会議は立ってやると効果的？

2014年7月2日

コラムカテゴリ：医療・病院

会議は立ったまますると生産的――こんな研究結果が報告されました。米ワシントン大学ビジネススクールでの研究。
　研究では、被験者を複数のチームに分けて、30分で大学の学生募集ビデオを考案し、録画してもらった。椅子に座って作業を行うチームと椅子なしで立ったまま作業を行うチームに分けて検討した。その結果、立って作業したチームのほうが製作過程で張り切り、アイデアを出そうとした。結果として、情報の共有度が高まり、良いビデオができた。
同研究者は、「グループが作業する物理的な空間によって仕事への考え方や他人とのかかわり方が変わるのは興味深い。今回の研究は、物理的な空間のわずかな変化でも、他者との作業方法が変わることを示している。スタッフのインスピレーションを高め、協力させるために、椅子を取り除き、ホワイトボードを置くのは費用のかからない方法だ」と述べている。同氏らは、物理的空間の操作がもたらす長期的な影響を実際の企業と現場で研究する考えを示している。

日本人は会議好き...とよく言われますが、予定調和の典型である国会などでの議論も含めて不毛な会議が多い様に思われてなりません。座っているから寝る人が出るわけで立って会議をするというスタイルも悪くないかも？知れませんね！

この記事を書いたプロ

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明（さとうクリニック内科・消化器科）

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