暑い時の水分補給には何が良いのか?
昨シーズンの子どものインフルエンザワクチン接種は、多くを占めたA型で6割が有効だったことが、慶応大などの研究でわかった。国内では子ども接種の有効性を示すデータはほとんどない。チームは、シーズンごとに有効性のデータを公表すべきだとしている。
昨年11月~今年3月に、38度以上の熱とせきなどがある生後6カ月~15歳の4724人を調べた。陽性でワクチンを接種していた子の割合と、陰性で接種していた子の割合を比べた。
その結果、全体ではワクチンを接種した人の45%が発症せずに済んだ。とくに、A型は59%、うち1~5歳では約7割で効果があった。B型は効果は確認できなかった。
インフルワクチンの効果は、年により大きく異なる。一般的に、30~50%の効果があれば、接種した方がよいといわれる。厚生労働省研究班が10年以上前にまとめた「1~6歳未満では3割弱の効果」との研究に基づき、小児への効果は低いと考えられてきた。
今回の報告で小児にもワクチンの有効性が確かめられたことは意義があると思われます。今まではその有効性が疑問視されていたところもあり、小児科医の中にはワクチン不要論を繰り広げる医師もいた位ですから...