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10代の肥満の女子は健康な体重の女子に比べて学業成績が悪い傾向があることが、英ストラスクライド大学の研究で示唆された。
英国の小児5,966人のデータを分析した結果、11歳時に肥満だった女子は正常体重の女子に比べ、11、13、16歳時の成績が低かった。英語、数学、科学の全体の平均成績はCだったが、肥満の女児ではDだった。肥満と成績との関係は男子ではさほど明確でなかった。
精神的健康、IQ、社会的および経済的状況、月経周期の開始など、他の考えられる因子を考慮したが、これらの因子は女児の肥満と学校の成績の関係に影響しなかった。今回の研究ではこの女子集団で体重と成績の関連性が見出されたが、因果関係は証明されていない。
同研究者は、「肥満と学業成績の逆相関がみられる理由を解明するにはさらに研究が必要だが、子どもも親も、また教育および公衆衛生の政策担当者も、肥満の生涯教育と経済的影響を認識する必要があることは明らかである」という。また、共著者の1人は、「10代全体にわたり肥満の女子の成績が健康体重の女子よりも低いことを示す明らかなパターンがある」と述べている