暑い時の水分補給には何が良いのか?
定期的な朝食の摂取が健康上のベネフィットに関連しているという研究がいくつか報告されているが、朝食摂取頻度と筋肉機能との関連を検討した研究は数報しかない。東北大学のチームでは、健常な日本人の朝食摂取頻度と筋力との関連性を横断的研究により調査したところ、これらの間に正の相関が認められたとした。
本研究は、2008~2011年に仙台市内の19~83歳の日本人が参加し、実施された。ハンドヘルドデジタル握力計によって測定された握力を、筋力の指標として用いた。前の月の朝食摂取頻度を評価し、その結果を3つのカテゴリ(低頻度:週に2日以下、中頻度:週に3~5日、高頻度:週に6日以上)に分類し分析した。。
主な結果は以下のとおり。
・握力が朝食摂取頻度と正相関することが示された[低頻度群36.2kg、中頻度群36.7kg、高頻度群37.0kg]
・体重当たりの握力(kg/kg)も朝食摂取頻度と正相関することが示された。