塩分の取り過ぎにはくれぐれも注意！

　当クリニックでは約1年前から高血圧患者さんに対して尿検査による推定食塩摂取量の測定を行ってきました。その結果を先日の第17回福島高血圧研究会で発表して参りました。
　今回の結果として私自身が特に重要と感じたことは40歳以下の比較的若年発症の高血圧患者さんにおいて食塩摂取量が多い傾向が有り、その方々が動脈硬化の指標の一つともされる血管年齢が高い傾向が有ったことです。
　これが何を表しているかというと...若いうちから食塩を多く取っておられる方は比較的若年で動脈硬化が進行し、高血圧を発症するという可能性が高い！ということです。福島県では平成22年度の統計で急性心筋梗塞の死亡率が全国一位という不名誉な結果となっており、今後減塩に対する積極的な関与が必要かも？知れません。