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お酒を飲んで赤く高血圧のサイン?

佐藤浩明

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酒を2、3杯飲んで顔が赤くなるのは、高血圧のサイン――そんな可能性があることが研究で示唆され、発表されました。

 過度の飲酒は高血圧の危険因子であり、飲酒後の顔面紅潮はアルコールに対する感受性が高いか不耐性であることと関連する。同研究者らは、男性1,700人を医療記録から、非飲酒者、飲酒後に顔が紅潮する人、飲酒後に顔が紅潮しない人の3群に分けた。

 その結果、紅潮群は非紅潮群に比べて飲酒で高血圧を発症する傾向が強かった。高血圧リスクは週4回以上飲み、顔面が紅潮する群で特に高かった。同氏らによれば、飲酒後に顔が赤くなるのはアルコール関連の高血圧のリスクが高いことを示すサインになり得るという。

 同氏は、「患者が特殊な薬剤を服用していない限り、酒を飲んで顔が赤くなる人は、まちがいなくアルコールに対する感受性が高いか、不耐性の症状と考えられる。飲酒に対する顔面紅潮反応は通常、アルコールの最初の代謝産物であるアセトアルデヒドを遺伝的に分解できない場合に生じる。診察では飲酒量とともにアルコールに対する顔面紅潮反応についても調べるべき」と述べている。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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