肥満に関する神話

今日は昨年1月に米国のトップジャーナルNew England Journal of Medicineに掲載された「肥満に関する神話」に関して少しお話したいと思います。因みにここでいう「神話」とは否定的な科学的な根拠があるにも関わらず正しいと思われている信念です。
　1. 急速な減量は緩徐な減量よりも長期的な減量効果に劣る
　2. 母乳栄養は肥満抑制効果がある
　3. 食事指導に関する行動変容のステージ評価は減量治療において重要である
　4. 肥満治療においては現実的な目標を設定する事が重要であり、そうしないと患者はストレスの結果、あまり体重が減　らない。
　5. 1日のエネルギー摂取や消費の変化はわずかでも長く続ければ大きな体重変化になる
　6. 現在行われている子供の体育授業は肥満の抑制や改善に有用である

　以上の様に如何にも真実らしく見えて実はその証拠がない事が多く横行している様です...