暑い時の水分補給には何が良いのか?
冬の冷たく乾燥した空気は皮膚を乾燥させ、この季節特有の痒みを引き起こす。米コロンビア大学メディカルセンターの研究者は、皮膚を保護し、痒みを防ぐ方法について次のように助言している。
■ワセリンや保湿クリームを使って1日1回、皮膚に潤いを与える。入浴やシャワーの後の濡れた肌に直接塗れば、保湿剤が表面の潤いを閉じ込めることができる。敏感肌の場合は、香料やラノリンの入っていない保湿剤を選ぶ。
■皮膚を清潔にする。ただしやり過ぎないこと。洗い過ぎは、皮膚が持つ保湿作用を奪う。顔、手、脚、皮膚のしわの間を洗うのは1日1回で十分。毎日、石鹸やクレンザーを使う必要はない。
■お湯と石鹸の使用を控える。痒みがある場合は、ぬるま湯のシャワーを短時間浴びるか湯舟に浸かる。クリームかゼリータイプの保湿剤をすぐに塗ってから、やさしく皮膚を叩いて乾かす。
■加湿器は、屋内の空気が乾燥しすぎるのを防ぐのに役立つ。屋外では、風や寒さ、太陽光線から肌を保護する。冬に限らず、乾燥肌や落屑性皮膚、痒みなどが持続する場合は皮膚科医を受診する。