暑い時の水分補給には何が良いのか?
コーヒーを飲むと肝臓がんのリスクが低減する可能性があることが、イタリアの研究で示唆されました。同研究者らは、1996年~2012年に発表され、計3,200人近くの患者を対象にした16件の研究結果を分析。同氏らによれば、コーヒーを飲むと肝細胞がんのリスクが40%低減する可能性があり、一部のデータは、1日3杯のコーヒーが肝臓がんリスクを50%以上低減することも示唆していた。
今回のレビューの対象になった研究の結果はすべて一貫していたが、コーヒーの摂取が直接肝臓がんのリスクを低減するのか、肝臓や他の消化器疾患の患者がコーヒーを減らすことが多いという事実によるのかを調べることは難しい。
同氏は、「今回の研究で、コーヒーが健康、特に肝臓によいというこれまでの主張が確認された。肝臓がんに対するコーヒーのよい効果は、すでに証明されている、糖尿病予防効果、または肝硬変、肝酵素に対する有益な作用による可能性がある」と述べている。肝臓がんは世界で6番目に多いがんであり、がんによる死亡では3番目に多い。B型肝炎とC型肝炎の慢性感染が主な原因で、他のリスク因子に飲酒、喫煙、肥満、糖尿病がある。