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東アジア人では、BMI(体格指数)と心血管疾患死リスクとの関連は、BMI値が高すぎる場合も低すぎる場合も同リスクが高まる、U型カーブの関連を示すことが明らかにされた。米国・ニューヨーク大学の研究者らが、東・南アジア人約112万人を対象としたデータを解析して明らかにし、発表しました。東アジア人(83万5,082人:中国、台湾、シンガポール、日本、韓国)と南アジア人(28万9,815人:インド、バングラディシュ)のデータについて解析を行った。
心血管疾患、冠動脈性心疾患、脳卒中などによる死亡リスクと、BMIとの関連を分析した。
東アジア人で、BMI 25以上、17.4以下で心血管疾患死リスクがいずれも増大。同様の関連は、冠動脈性心疾患死や虚血性脳卒中による死亡についても認められ、また脳出血による死亡については、BMI 27.5以上で有意に高かった。一方、BMIが低値の人についても、心血管疾患死リスクの増大が認められた。
南アジア人では、BMIと心血管疾患死リスクとの関連性は弱く、BMIが35超の人で22.5~24.9の人に比べ、冠動脈性心疾患死に関する危険が1.90倍に上昇する関連がみられただけだった。