暑い時の水分補給には何が良いのか?
認知症のない942人の65歳以上の高齢者を対象に調査した試験の結果、認知症を発症しなかった患者さんの特徴として、年齢が比較的若いこと、少なくとも高校卒業レベルの教育を受けていること、普段から運動をしっかりしているような元気な患者さんであることが挙げられました。また、認知症を発症しなかった患者さんは、読書、手芸、クロスワードパズルなどといった趣味を長期間にわたって継続していたことが明らかになりました(表)。
しかし年齢、性別など9つの因子で補正すると新聞の購読はむしろ認知症発症のリスクであることが示唆され、読書、雑誌の講読といった因子には有意差がみられませんでした。その代わり、手芸、クロスワードパズルは有意に認知症発症リスクを低下させました。なぜ新聞がリスクを上昇させるのか、十分な議論はされていませんでした。
やはり、単に読書...だけでは認知症の予防には繋がらないのかも?知れませんし、複雑な趣味が可能な認知機能に問題のない高齢者は、そもそも認知症を将来的に起こさない可能性も高いのかも知れません。