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オーストラリアの研究グループは「喫煙による脳卒中リスクは男女でほぼ同等だが,出血性脳卒中に関しては,女性喫煙者の方がリスクの増加度が大きい可能性がある」と発表しました。世界中で毎年,500万人が喫煙やその他の形態のたばこ使用を原因とする疾患により死亡している。これは女性では全死亡の6%,男性では全死亡の12%を占めている。今回の研究の結果,同性の非喫煙者と比べて,喫煙者では男女を問わず,全ての種類の脳卒中リスクが増加することが明らかになりました(男性67%,女性83%)。
同研究者らは今回,1966〜2013年に発表された国際研究の検討を行った。その結果,喫煙は男女とも虚血性脳卒中リスクの50%超の増加と関連していた。出血性脳卒中リスクは,男性喫煙者よりも女性喫煙者で17%高いことが判明した。さらに地域別に解析した結果,西洋諸国では喫煙女性の脳卒中(出血性および虚血性)リスクは喫煙男性と比べて10%高いことが明らかになった。
同研究者は「今回の研究結果は,禁煙によって男性,女性いずれの場合も脳卒中リスクを有意に低下させることが可能であることを示している」と説明。さらに「出血性脳卒中リスクが男性に比べ女性でより高いのは,ホルモンやニコチンの血中脂質への影響の差が関係しているのかもしれない」との見解を示している。
同氏らによると,脂質(コレステロールやトリグリセライド)は喫煙男性に比べて喫煙女性で大幅に増加しており,このことが喫煙女性における冠動脈疾患リスクの上昇度が大きい原因となっている可能性が高い。さらに同氏は「喫煙は男女双方にとって脳卒中の主要な危険因子の1つであるが,幸いなことに,禁煙によって脳卒中リスクを極めて効果的に軽減させることができる。禁煙などの喫煙対策は,脳卒中予防プログラムの中心的政策であるべきだ」と強調している。
女性こそ禁煙は大事な様ですね...