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コレステロール値の高い中年男性は、女性に比べて初回の心筋梗塞を起こすリスクが高いことがノルウェーの研究グループにより報告されました。60歳未満の男女で、コレステロール値の高い男性は心筋梗塞を起こすリスクが女性の3倍を超えていたという。
同研究者は、「中年期での高コレステロールは、女性よりも男性で害が大きいことが示唆される」と述べ、60歳未満の男性に対しては、現在よりも積極的に高コレステロールの診断と治療を行う必要があると付け加えている。男性の心筋梗塞リスクを低減するには、食生活や運動などライフスタイル(生活習慣)の改善についてカウンセリングを行うほか、コレステロール値を下げるために薬剤を投与する必要があり、「これは特に心筋梗塞の家族歴のある男性や喫煙者に当てはまる」と、同氏は述べている。
このような男女差のみられる理由はわかっていないが、同氏はエストロゲンなどのホルモンによる保護作用が関係していると考えており、今回の研究を60歳未満の男女に限定したのもそのためだ。
一方、別の研究者はコレステロール値に注意することは男女を問わず重要であると指摘。「男性は女性より若い年齢で心筋梗塞を起こすリスクが高いが、生涯では女性の心血管リスクが男性を上回ることが知られている」と述べている。