「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策」が、企業の採用活動にも関係する時代になります。
安全衛生にしっかり取り組んでいるのに、その姿勢が社外に伝わっていない。中小企業の経営者の方から、そうしたお声をよく伺います。
給与や待遇では大企業に及ばなくても、「安全」と「信頼」の土台を築く力は中小企業にこそあると、私は信じています。そして、その取り組みを国の制度で見える形にできるのが、厚生労働省の「安全衛生優良企業(ホワイトマーク)公表制度」です。
認定には、過去3年間に重大な法律違反がないことを要件として、安全管理体制や健康管理、メンタルヘルス対策など幅広い項目で高い水準を満たすことが求められます。
私は、都道府県労働局への申請手続きをサポートするとともに、認定取得のポイントや他社の取り組み事例を共有し、自社で実行できる具体的な取り組みへと落とし込んでいきます。大切にしているのは、「認定を取るための書類づくり」で終わらせないことです。申請の準備で整えた社内ルールや体制が、その先も現場で使われ続けること。それが本当のゴールだと考えています。認定は、対外的な信用力だけでなく、採用力の向上にもつながります。
この支援の土台にあるのは、私自身が積み重ねてきた実務経験です。短期大学を卒業後、大手食品会社の総務課で経理と人事業務に従事し、その後は郵便局に勤務しました。
2001年に社会保険労務士に合格してからは、労働保険事務組合で安全衛生講習の事務に携わり、社会保険労務士事務所で18年の経験を積んで、2022年3月に独立しました。
人事総務の実務に関わった年数は、通算で30年以上になります。この間、複数の企業で労災対応にも携わってきました。書類の整え方だけでなく、事故が起きたときに現場と会社に何が起こるのかを知っているからこそ、認定基準を絵に描いた餅にしない支援ができると考えています。
健康経営エキスパートアドバイザーの資格も取得し、厚生労働省が労働災害防止の取り組みを進めるために設置したSAFEコンソーシアムプロジェクトにもメンバーとして参加しています。
制度は難しく見えても、分解すれば日々の活動の積み重ねです。認定を目指す過程そのものを、職場を強くする機会に変えていきましょう。


