「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策」が、企業の採用活動にも関係する時代になります。
「パワハラを気にするあまり、必要な指導までためらってしまう」。これは、企業の管理職の方から私が最も多く伺う悩みのひとつです。
一方で、就職を控えた学生向けのセミナーで話を聞くと、「怒られることが嫌なのではなく、きつい言い方や人格を否定されるような言い方がつらい」という声が返ってきます。
私は、企業側とこれから働く世代側の、双方の率直な声を聞いてきたからこそ、どちらか一方に偏らない形で相互理解を深めるお手伝いができると考えています。
ハラスメント防止のセミナーは、一般職員向け、管理職向け、相談窓口担当者の育成向けと、対象と課題に応じてカスタマイズし、ワークショップも取り入れて実施しています。介護施設や病院、保育園のほか、製造業や建設業の現場でも登壇してきました。
商業高校・短大では、就職を控えた学生に労働基準法や働くうえで知っておきたい基礎知識をお伝えしています。
ハラスメントは、兆候を見逃さないことと、起こった場合の適切な対応が何より大切です。相談対応の質がその後の解決を大きく左右するからこそ、担当者の方が一人で抱え込まずに動けるよう、役割の整理から具体的な対応手順まで、ご一緒に組み立てていきます。
私がこの分野に力を注ぐようになったのには、理由があります。ともに社会保険労務士の合格を目指していた友人が、職場でハラスメントに遭い、体調を崩して入院しました。「心の健康」なくして、いい仕事はできないと痛感した出来事です。
事務所名に入れた「Scorta」は、イタリア語で伴走を意味します。Mはメンタルとマインド、Pはフィジカル、Tはテクニック。心と体を整えるための技術を身につけていく道のりに寄り添いたい、という思いを込めました。
ご依頼をいただいた案件は、スタッフではなく私が最初から最後まで対応します。毎月1回定期的に訪問し、現状をお伺いするようにしています。
本当に強い職場とは、誰もが声を上げられる、風通しのよい風土を持つ職場です。小さな会社だからこそ、一人ひとりの声がきちんと届きます。その風土づくりに、私が伴走します。


