冬は夏より、紫外線量が多い?
「メガネの度数を強くしたら、よく見えるようになった」
という話は、実際にあります。
新しく来店されるお客様の中にも、必要以上に度数が強く設定されている方がおられ、
「よく見えるけど疲れる」「長時間掛けると頭が重い」
という相談で来店されることがあります。
では、なぜ度数が強い方が見えることがあるのでしょうか。
度数を強くするとどうなるのか?
基本的に、メガネの度数は強ければ強いほど良いというものではありません。
特に調節力が少ない方の場合、度数が合っていなければ、
単純に見えにくくなることがあります。
これは虫眼鏡で考えると分かりやすいです。
虫眼鏡で紙などを燃やす時、光が一点に集まる位置を探します。
この焦点が合っている状態が、眼で言えば一番クリアに見える状態に近いです。
虫眼鏡が遠すぎても、近すぎても焦点は合いません。
つまり、メガネの度数も適切な位置に合っていなければ、最も良い視力は出にくくなります。
度数が強すぎても視力が出る場合
では、なぜ度数が強すぎるメガネでも「よく見える」と感じることがあるのでしょうか。
理由はいくつかあります。
・眼の調節力で補っている
・乱視を含めた度数設定による影響
などが考えられます。
眼には、近くを見る時などにピントを合わせる力があります。
この調節力を使うことで、多少合っていない度数でも見えてしまうことがあります。
つまり、「見えている=眼が楽」とは限りません。
度数が強すぎる場合、眼が常にピント調整を頑張っている状態になるため、
長時間使用すると疲れにつながる可能性があります。
また、乱視がある場合には、球面度数と乱視度数のバランスによって、見え方が変化します。
例えば、乱視度数を弱めた方が楽に感じる方もいれば、
しっかり入れた方が快適に感じる方もいます。
そのため、単純に数字だけで判断することはできません。
最適な度数とは?
「最適な度数」と聞かれると、
基本的には最も正確に測定した度数、完全矯正値が基準になります。
ただし、その度数をそのままメガネに入れれば、全員が快適になるわけではありません。
人によって、
・年齢
・眼の状態
・仕事環境
・使用目的
・普段見る距離
が違うからです。
そのため、測定後にテストレンズで実際の見え方を確認しながら調整します。
また、左右の眼のバランスも重要です。
右眼と左眼、それぞれが良く見える度数でも、両眼で見ると違和感が出る場合があります。
こうした部分は、測定結果だけではなく、
実際の反応を確認しながら調整していく必要があります。
まとめ
度数を強くすると、「よく見える」と感じることがあります。
しかし、それが眼にとって楽な状態とは限りません。
眼が頑張ってピントを合わせていることで、
知らないうちに負担がかかっている場合があります。
新しいメガネに変えて、「よく見えるけど疲れる」
という場合は、度数やフィッティングなどに原因がある可能性もあります。
また、長年使っているメガネの場合、
眼の変化によって以前の度数が合わなくなっていることもあります。
違和感がある場合は、購入した眼鏡店で一度相談してみることをおすすめします。
次回は、「視力が良いので眼が良いと思っていたら遠視だった?」について


