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豊福祐史プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

ブランドとは何?

豊福祐史

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テーマ:葛藤のある眼鏡店の話

新規のお客様のうち、お問い合わせの半分近くは
『○○○のブランドは取り扱ってますか?』

その多くは、目当てのブランドのHPから取扱店を探して問い合わせされます。

そもそもブランドとは何か?

ブランドは、メーカーや商品識別、イメージなどと言い換えられると思いますが、
自分は『信用・信頼』も含まれると考えてます。

『信用・信頼』が何に対してかは様々で、
例えばハイエンドクラスのブランドは『品質やデザイン』、
格安のブランドは『価格』、中には品質と価格のバランスが良い
『コスパ』に対するものがあると思います。

このブランドなら、『このくらいの品質はあるだろう』
『良いデザインの商品が見つかると思う』『価格の割に質は良いだろう』など、
人によって思う部分が異なるかなと。

ライセンスブランドと、デザイナー独自のブランド

ライセンスブランドは、ブランドの商標権を持つ企業と契約して、
その名前を使って商品を作ります。

日本の眼鏡の場合、ライセンスブランドが主流でしたが、
海外にはデザイナー独自のブランドは多くありました。

日本では、『増永眼鏡』や『ジャポニスム』などが、歴史が比較的長いブランドと思います。

最近では日本でも、よりハイクラスのものとして、
独自のブランドを立ち上げるデザイナーや企業が増えてきました。

デザイナーや企業が独自にブランドを立ち上げることで、
その『コンセプト』に制限がかからず、
作りたいものを作れるということが背景にあるのではないかと。

ブランドコンセプト

ハイブランドではなくても、どのアイウェアブランドにも、
ブランドコンセプトはあると思います。

ブランドコンセプトを見ることで、このブランドがどのような考えで製造されているかを
一部確認することができます。

『壊れにくい品質の高いものに』『かけ心地の良いものを』
『デザインと耐久度のバランスのあるものを』など、
中には『とにかく安くしたい』というブランドコンセプトのものもあるかもしれない。

ただ、ブランドコンセプトはあくまでも公言しているだけのものであるため、
実際のフレームを見て、そのコンセプトに合っているかを確認することも大事になります。

眼鏡専門店は、お客様の損失にならないよう、商談の中でもフレームのコンセプトやデザイン、
つくり、製造方法などを細かく確認します。

ハイクラスのブランドはどこでも取り扱える?

ハイクラスのブランドの中には、たとえ体力がある眼鏡店側が取り扱いたいと言っても、
取り扱えないブランドはあります。

取扱店が絞られているブランドについては、
その眼鏡店がブランドの名前を傷つけないかを含めて、判断される場合が多く、
『取引したい』と話を持ちかけても、『まずは店を見せてください』
『他にどういうブランドを取り扱われてますか?』
『どういった販売をされていますか?』など、
様々な面で判断されることが多いかと思います。

ハイクラスのアイウェアブランドは、工程数も多いこともあり、
1本製造するのに数ヶ月かかることもあります。
そのため、製造本数も限られるため、
必然的に専門店と取引するブランドが多くなっているではないかと推測します。

まとめ

ブランドは低価格帯から高価格高品質なものまで、
それぞれのブランドコンセプトに基づいて製造されます。

そのため、ブランドだから全てが良いわけではなく、
価格と品質、デザインなどを踏まえ、
ご自身の考えや趣向にあったブランドを見つけるのが良いと思います。

次は、『取扱っているブランドで店を判断する?』について

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豊福祐史
専門家

豊福祐史(眼鏡小売店)

株式会社とらや眼鏡店 メガネのとらやG-room

顧客の要望や好み、ライフスタイルに合った納得の眼鏡をお勧めしています。仕入れでは、フレームのデザインはもちろん、細かい点までもチェック。視力測定や加工などは、国家資格の1級眼鏡作製技能士が対応します。

豊福祐史プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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