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経理職と営業職では必要な見え方が違う?

豊福祐史

豊福祐史

テーマ:葛藤のある眼鏡店の話

「オートレフで測定した度数を入れれば良い」
「遠くが一番見える度数で作れば良い」

もし、それだけで全ての人に合うメガネが作れるのであれば、
眼鏡作製技能士や眼鏡専門店の役割は必要なくなると思います。

しかし、実際には人によって、

・仕事の内容
・趣味
・姿勢
・使用する距離
・生活環境

などが違います。

そのため、同じ人でも「どんな場面で使うか」によって、必要な見え方は変わってきます。

今回は、経理職と営業職を例に、必要なメガネの考え方について書いていきます。

一般的に焦点距離といえば

一般的なメガネ作製では、遠くを見る距離=5m以上、近くを見る距離=30cm程度
という考え方が基本になります。

もちろん、多くの場合はこれで問題ありませんが、
ただ、全員が同じ生活をしているわけではありません。

机で細かい作業をする人と、外回りで遠くを見る機会が多い人では、
求める視界の範囲が違います。
その人の生活に合わせて考えることが、快適なメガネ作りには大切になります。

経理職と営業職の焦点距離

例えば経理職の場合、パソコン、書類、手元の資料などを見る時間が長くなるため、
主に30cm〜50cm程度の距離を使うことが多いと思います。

一方、営業職の場合は、

・車の運転
・移動中の遠くを見る場面
・人との会話
・パソコン作業

など、近くから遠くまで幅広い距離を見る必要があります。

つまり、同じ度数のメガネでも、仕事によって快適に感じる設計は変わる可能性があります。

また、年齢とともに調節力(近くを見る力)は低下していくため、
単純に視力や度数だけを見るのではなく、
「どの範囲を楽に見たいか」を考える必要があります。

明視域とは?

明視域とは、簡単に言うと「ピントを合わせてハッキリ見ることができる範囲」のことです。
人の眼は、力を抜いている状態では遠くにピントが合っています。

そこから近くを見る場合は、眼の中の筋肉が働き、
水晶体の厚みを変えることでピント調整を行います。
遠くにピントが合う状態から、近くにピントを合わせられる範囲までが明視域になります。

若くて調節力が十分ある方の場合は、この範囲が広いため、
多少距離が変わっても対応できます。
例えば、遠くを見ることが多い営業職なら、
遠くがしっかり見える度数でも問題になりにくいです。

一方、経理職のように近い距離を見る時間が長い場合、調節力を長時間使うことになります。
そのため、場合によっては近くを見る負担を減らすような度数設定を検討することもあります。

もちろん、実際には年齢、眼の状態、作業環境によって変わるため、
単純に「この仕事ならこの度数」というものではありません。

だからこそ、仕事内容や生活習慣を聞きながら、
どんなメガネが楽なのかを考える必要があります。

メガネ作りで大切なこと

メガネは、ただ視力を上げる道具ではありません。

その人が、

「どんな場所で」
「何を見るために」
「どれくらいの時間使うのか」

によって、選ぶレンズや度数は変わります。

測定結果だけを見るのではなく、その人の生活に合わせて考えることが、
快適なメガネにつながります。

まとめ

同じ人でも、経理職と営業職では必要な見え方は違います。

視力や度数だけではなく、

・仕事
・趣味
・姿勢
・使用環境

などを考慮することで、より使いやすいメガネを作ることができます。

メガネが単なる雑貨であれば、見えるだけでも良いかもしれません。

しかし、毎日の生活や仕事を快適にする道具として考えるなら、
専門的な知識を持った眼鏡作製技能士などに相談する価値はあると思います。

新しくメガネを作る際は、価格だけではなく、
「自分の生活に合った見え方を考えてくれるか」という部分も選ぶ基準にしていただけると、
より快適な毎日につながると思います。

是非、行きつけの眼鏡店に細かい要望も踏まえて相談していただければ、
より快適なライフワークにつながると思います。

次回は、「メガネの度数を強くするとよく見えるのに疲れる理由」について

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豊福祐史
専門家

豊福祐史(眼鏡小売店)

株式会社とらや眼鏡店 メガネのとらやG-room

顧客の要望や好み、ライフスタイルに合った納得の眼鏡をお勧めしています。仕入れでは、フレームのデザインはもちろん、細かい点までもチェック。視力測定や加工などは、国家資格の1級眼鏡作製技能士が対応します。

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