35年越しの大型二輪挑戦記 第1回「65歳、再び大型バイクへ。」

2026年7月9日。この日は、私にとって忘れることのできない一日となりました。
65歳で大型自動二輪免許を取得し、「いつかは乗りたい」と思い続けてきたホンダ CB1300 スーパーボルドール。その夢を実現するため、私は熊本県にあるレンタル819熊本空港店へ向かいました。
店舗に到着すると、受付を済ませ、安全上の注意や車両の説明を受けます。初めてのレンタルバイクということもあり、期待と同時に少し緊張していました。
そして、スタッフの方に案内されて現れたのが、今回の相棒となる
2025年式 ホンダ CB1300 スーパーボルドールSPでした。
真っ白なボディに赤いグラフィックが映えるその姿は、写真で見る以上に存在感があり、まさに「憧れの一台」。排気量1,284cc、車両重量272kgという堂々とした車格を目の前にすると、「本当に今日、このバイクで阿蘇を走るんだ」と実感が湧いてきました。
大型二輪教習では750ccの教習車に乗っていましたが、このCB1300は教習車とはまた違う雰囲気があります。上質な足回りや装備、そして所有する喜びまで感じさせてくれる特別な一台でした。
スタッフの方から車両の操作方法や注意点を丁寧に教えていただき、ヘルメットをかぶり、グローブをはめます。深呼吸を一つしてエンジンを始動すると、低く力強い排気音が響きました。その音を聞いた瞬間、これまで教習所で積み重ねてきた時間や、35年ぶりに大型バイクへ挑戦することを決意した日のことが頭の中によみがえりました。
「いよいよ夢が始まる。」
そう心の中でつぶやきながら、私はクラッチをつなぎ、ゆっくりとレンタル819熊本空港店を後にしました。
この瞬間から始まった阿蘇ツーリングは、美しい景色との出会いだけでなく、多くの学びや忘れられない出来事を私にもたらしてくれました。
この連載では、65歳で大型二輪免許を取得した私が、初めてCB1300とともに走った阿蘇ツーリングを通して感じた喜びや発見、そして失敗も含めて、ありのままにお伝えしていきます。
次回は、いよいよ憧れのCB1300で公道へ。最初の数キロで感じた緊張と感動についてお話ししたいと思います。
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