60歳を過ぎて、ようやく気づいた「国語の大切さ」──ICT支援員として再認識した言葉の力

最近、生成AIの進化が話題になることが増えました。
文章を書く。
絵を描く。
翻訳をする。
プログラムを作る。
一昔前なら専門家にしかできなかったことを、AIが短時間で行う時代になっています。
そんな時代だからこそ、
「これからの子どもたちは何を学べばいいのだろう」
と考える保護者や先生方も多いのではないでしょうか。
私は教育に関わる中で、
AI時代だからこそ大切になる力がある
と感じています。
知識だけでは足りない時代
これまでは、
「たくさん知っている人」
が評価される場面が多くありました。
しかし今は違います。
分からないことがあればスマートフォンで調べられます。
生成AIに質問することもできます。
知識そのものの価値がなくなったわけではありません。
ただ、
知識を持っていることだけでは差がつきにくい時代
になったのです。
だからこそ、
知識をどう使うかが重要になります。
「考える力」はますます重要になる
前回のコラムで「考える力」についてお話ししました。
AIは答えを出すことが得意です。
しかし、
どんな質問をするか。
どの答えを選ぶか。
本当に正しいのか。
こうした判断は人間が行わなければなりません。
AIが普及するほど、
考える力の価値は高まっていくでしょう。
コミュニケーション力はなくならない
AIは会話ができます。
文章も作れます。
しかし人と人との信頼関係を築くことは別です。
私はこれまで接客、販売、店長、教育支援など様々な仕事を経験してきました。
その中で強く感じるのは、
仕事の多くは人と人との関わりで成り立っている
ということです。
相手の気持ちを理解する。
協力する。
感謝を伝える。
信頼を築く。
こうした力は、これからも大切であり続けるでしょう。
挑戦する力
AIは便利です。
しかし便利だからこそ、
失敗を恐れて行動しなくなる危険もあります。
私は大型二輪免許に挑戦したとき、
何度も思い通りにいかない経験をしました。
若い頃のようにはいきません。
それでも挑戦を続けています。
なぜなら、
成長は挑戦の先にしかない
と思っているからです。
子どもたちにも、
失敗を恐れず挑戦する力を身につけてほしいと思います。
学び続ける力
これからの時代、
学校で学んだ知識だけで一生を過ごすことは難しくなるでしょう。
新しい技術が生まれます。
新しい仕事が生まれます。
社会も変化し続けます。
だからこそ必要なのは、
学び続ける力
です。
私は65歳になった今でも、
英語を学び、
生成AIを学び、
新しい仕事に挑戦しています。
教育とは学校で終わるものではありません。
人生そのものが学びなのです。
AIに負けない力とは
「AIに負けない力を身につけましょう」
という言葉を耳にすることがあります。
しかし私は、
AIと競争する必要はないと思っています。
大切なのは、
AIにはできないことを伸ばすことです。
思いやり。
好奇心。
創造力。
挑戦する勇気。
人とつながる力。
そして学び続ける力。
これらは人間ならではの強みです。
未来をつくるのは子どもたち
AIはこれからも進化していくでしょう。
社会も大きく変わっていくでしょう。
しかし、どんな時代になっても変わらないものがあります。
それは、
未来をつくるのは人である
ということです。
だから私は、
知識だけでなく、
考える力、
挑戦する力、
学び続ける力を育てる教育がますます重要になると考えています。
子どもたちには、
変化を恐れるのではなく、
変化を楽しめる人になってほしい。
それが私の願いです。
次回は最終回、
【第10回】教育とは未来への希望である
についてお話ししたいと思います。
Today's English Phrase
The future belongs to those who keep learning.
(未来は学び続ける人のものである)
— Peter Drucker より。
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