共感力ってどうやって高めたら良いの?5つのシンプルな方法
困っていると言われると私は動く。
人がいなくて困っているんです。
急なクレームで以前の方と交代が必要で。
その上、対応ができる人がいなくて。
そう言われると、
それはお困りですね。
私にできることなら……。
と善意と何とかしようと動くことになる。
予定を動かす。
仕事を調整する。
「分かりました」と引き受ける。
ここまでは別にいい。
困っているなら、
できることはしたい。
ただ最近、
ちょっと気になることがある。
困っている側と困らせる側が、
同じ人だったりする。
私、魚だったらしい
ある仕事で、
「人がいなくて困っているんです。
力を貸してください。お願いします」
と言われた。
急だった。
でも、困っているなら仕方ない。
予定を空けて引き受けた。
ところが後日。
お願いしたのですが、組織の考え方にあわないようです。
心理的安全性が脅かされてしまうので、残念ですがお仕事の依頼が厳しいです。
……なるほど。
心理的安全性。
大事な言葉です。
それは分かる。
……とはいえ、
私の予定を動かした後の心理的安全性は何処へ行った?
どうやら、
そちらには別の担当者が必要らしい。
観察していると、
ちょっと面白い。
「助けてください」と言われたときは、
相手の事情が最優先。
ところが、
こちらの事情が出てくると、
急に「組織の考え方」が登場する。
……言葉って便利ですね。
そして、もう一匹
別の日にきた連絡。
急にクレームが出た。
対応できる人がいない。
「これまでの付き合いもあるでしょう?
どうかお願いします」
と言われた。
……これも急だった。
予定を空けた。
なんとかしようと思った。
ところが後日。
実は赤字なので、ギャラが安い方が見つかりました。
そちらにお願いすることにしました。
……そうですか。
ふーん。
なるほど。
私、高級魚だったんですね。
と思ったけれど、
よく見ると、
「困っています」
↓
「助けてください」
↓
「予定を空けてもらう」
↓
「条件が変わる」
↓
「今回は別の人に」
自分だけの「困ったときの神頼み」ご都合主義召喚。
なかなか見事な流れ。
最初から最後まで、こちらだけが予定を持っている。
相手は困ったときだけ、
私の予定を発見する。
普段は存在しないのに、
緊急事態になると急に見つかる。
……便利な予定です。
言葉より、そのあとを見る
こういうことが続くと、
「何と言ったか」より、
「そのあと、何をした?」
が気になってくる。
「心理的安全性を大切にしています」
と言いながら、
誰かの予定を当然のように動かしていないか。
「これまでのお付き合いを大切にしています」
と言いながら、
条件のいい相手が見つかった瞬間、
そちらへ行っていないか。
「困っているのでお願いします」
と言ったあと、
助けてもらった側の事情を、
なかったことにしていないか。
こういうところに、
組織の在り方とやり方。
心理的安全性に脅かされた担当の思考と行動のクセは出る。
言葉は、いくらでも整えられる。
とはいえ、行動は整わない。
だから私は、
言葉を疑っているわけではない。
言葉だけで判断しないと決めました。
魚は、三回目で学習する
一度釣られた魚は、
二度目から餌を見る。
三回目になると、
餌より、釣り人を見る。
「最近、人がいなくて困ってるんですよね」
……そうですか。
そりゃぁ、大変ですね。
そして魚は、
ちょっとだけ考える。
……これ、前にもあったな。
あのとき、
釣ったあとどうしたっけ。
……魚、意外と覚えてます。
ものすごく記憶力がいいわけじゃない。
そう、危機管理能力発動!!
一度痛い目に遭ったことを繰り返さないだけ。
だから私は、
困っている人を助けない人にはならない。
……ただし、
餌を見たら釣り糸を見る。
針を見る。
釣り人を見る。
そして、
「前回、釣ったあと何しましたっけ?」
を整理する。
そして、その人の行動パターンを分析して距離を測る。
結局は仕事も人付き合いも同じこと。
困っていることより、
困ったときとその後に何をしでかしたか。
そこを見ると、
その組織が何を大切にしているのかが見えてくる。
……まあ、
魚にここまで考えさせるな、
という話です。
そういえば、
およげ!たいやきくんも、
最後は海へ行った。
私は、そこまで逃げない。
とはいえ、釣り人と食べ方を観察して記録に残します。
魚にも、学習機能はついていますしね。



