この世界、知らんことだらけ:Vol.5 働きすぎ?モグラは一晩で90メートル掘る??

この世界、知らんことだらけ。
バナナはベリーで、イチゴはベリーじゃないらしい…。
「ベリー」と聞けば、イチゴやラズベリー、ブルーベリーの名前が自然と浮かびますよね。
どれも親しみがあって、季節のスイーツを彩る存在。
ですが、植物学の定義ではその多くが“ベリー”ではない。
…という話を聞いたとき、私は思わず立ち止まってしまいました。
え、どういうこと?
( ´・д・)エッ
「ストロベリーっていうのに」イチゴがベリーじゃないって、ちょっと納得いかない…。
そんな気持ち、私だけではないと思います。
植物学的な「ベリー」の定義
専門的には、「一つの花の一つの子房からできていて、果肉の中に種がある」果実をベリーと呼ぶそうです。
このルールに当てはめると、バナナは“ちゃんと”ベリー。
一方、イチゴの赤い部分は「花托(かたく)」という花の土台で、本当の果実はあの表面にある小さなツブツブ(痩果)なんです。
つまりイチゴは「果実のように見えるけれど、実はそうじゃない“偽果”」という、少しややこしい存在らしい。
名前に引っ張られていた自分に気づく瞬間
この事実を知ってからというもの、「ベリーMIX」と書かれたパッケージを見るたび、どこか不思議な気持ちになります。
「ああ、名前って、印象って、私たちの感覚にずいぶん影響してるんだな」って。
ちょっとした知識に出会うことで、自分が何を“当たり前”だと感じていたかを見つめ直す。
そんな感覚になるのです。
好きなものは、好きでいい
イチゴがベリーじゃなくても、だからといっておいしさに影響することはない。
むしろ「そうだったんだ」と知ったあと、ちょっと気分は雑学王。
自分の感覚や気持ちを信じられること、それもまた“知る”ことで視点が変わる面白さを感じます。
次回予告
Vol.3「カバの汗は赤い。そして美容にいいって本当?」
― どろんと赤い汗に秘められた、自然が編み出したスキンケアの秘密に迫ります。



