続々編:アンコンシャスバイアスは職場に影響する
未来都市で「働きやすい職場環境」をつくるには?
SF、ホラー、スリラー、サスペンス映画がこの上なく大好きな私。
つい、スーパーシティ特区時代のリアルな課題を想像しています。
- AIが全部やるなら仕事がなくなるんじゃない?
- そもそも労働という観点がなくなるんじゃない?
- 賃金労働の考え方そのものが変わるんじゃない?
そうなるまでの間でジワジワとリモートワークで通勤ゼロ。
就業時間の概念が変化するよね?
なんて色々と妄想が楽しいところと期待も。
とはいえ、技術が進化するほど、働く人の心の中ではこんな声も聞こえてきます。
- 仕事が楽になるんじゃなくて、むしろめちゃくちゃ変わるんじゃ…?
- なんか人との雑談が減って、会社の空気が冷え込んでない?
- リスキリング必須とか言われるけど、もうついていける気がしない(泣)
…そう、スーパーシティ構想計画には、
「変化のスピードと、それにどう向き合うか?」
が最大の課題なんです。
未来都市では何が変わる?職場の“あるある”
AIアシストが増える
AIが会議の議事録作成してくれる!
…でも上司に報告するネタ減る(笑)
リモートワークが一般化
通勤なくて快適!
…だけど会社の空気感がさっぱり分からない
デジタルツールが増える
便利になったけど、『あの仕事、どこでやるんだっけ?』と迷子になる
そもそも、蚊帳の外にいることの方が増えるかも
想定しなかった影響が浮き彫りに
とにかくスマートに変化。
めちゃくちゃ便利ではある。
ですが、必ず何処かに思ってもみない影響が生まれるものです。
人間同士の距離感や、仕事の「やりがい」の感じ方が変わっていくのも事実。
そこで重要になってくるのが、産業カウンセリングの視点。
未来都市の職場環境をどう整え、「人が生きやすい働き方」を実現するか?に注目してみましょう!
産業カウンセリングが活きるの場面
変化に振り回されないよう心を整える
…なんでこんなに変化ばっかり!?
ついていくのが大変すぎて萎える。。。
今だってそんな感じですよ。
それなのに、そんな風に感じることの方が増えていく。
そもそも、変化への適応に関しては、努力だけで乗り切るものじゃなくて、じっくり時間をかけて整理することの方が大事だからです。
産業カウンセリングは、「焦らず、自分を整え、自分を見つける」視点を届ける役割もあるんです。
チームの空気をよくするには?
リモートワーク後から「職場の雑談、めっきり減ったな…」と感じる方が増えました。
もしくは、雑談以前で出社することにモチベーションダウン何てことも伺うことが増えました。
たしかに仕事の効率は上がるけど、ふとした会話がなくなると、チームの雰囲気がちょっと味気なくなることも。
雑談ってただの時間つぶしじゃなくて、「アイデアが生まれたり、ちょっとした安心感を得られる場」でもあるんですよね。
産業カウンセリングの視点から見ると、「気軽な会話の場をどう取り戻すか?」も、職場環境を整える大事な要素になりそうです。
キャリアの道をどう進めばいい?
「AI時代には〇〇のスキルが必要!」みたいな話、よく聞きますよね。
ですが、「じゃあ私はどうしたらいいの?」と考えることの方が多くて、考えるのを止めたくなることで、ちょっとモヤモヤすることも。
産業カウンセリングでは、「どんなスキルを身につけるか?」だけじゃなく、「自分らしいキャリアの形って何だろう?」という大事なことを一緒に論点整理をしていくことも行います。
今すぐできる!職場環境をより良くするアクション
デジタルツールを「人が使いやすく」整備
新しいツールが導入されても、使いにくかったら意味なし!
技術導入の際には、「誰がどう使うか?」をしっかり考えて、人目線で設計するのがカギ。
雑談やリアルなコミュニケーションを意識的に増やす
オンライン会議だと、会話のテンポが違う…。
だからこそ「雑談の時間」を意図的に作ることで、職場の雰囲気を明るくする工夫が必要かも?
「変化を楽しむ文化」を育てる
変化を嫌う人の口癖があるのをご存知ですか?
それは「難しい・面倒くさい」という言葉です。
産業カウンセリングをしていると、この二つの言葉の後にくる理由は「動かないことを正当化」する為に使うんです。
…色々と書こうかと思いましたが、話がズレてしまうので、本題に戻しましょう。
変化って、慣れるまで大変だけど、「変わらないほうがもっと不安」ということも。
変化に強くなるには変化が多い日々を過ごすことが必要
流動的なことが多ければ変化が当たり前なので慣れっこになります。
そこに、肯定的な考えや提案が取り入れられやすいことが日常茶飯事であると、職場は生き物のように動き始めます。
スーパーシティ時代だからこそ、「働く人の心」に目を向ける
未来都市が実現すると、仕事はどんどん効率的になっていきます。
ですが、その中で「働く人の心」や「チームの空気感」は、人間が生み出すものだからこそ、テクノロジーだけでは解決できない部分もありますよね。
産業カウンセリングの力を活かせば、
- 孤独と孤立の認知の縛りを解くことができる
- 固定観念と先入観のストレスを軽減し、変化への適応力を上げる
- 職場の関係性をより活発に豊かに育むコツがわかる
- 個人の思考を整えキャリア設計と開発に導く
など、「働く人が生きやすい環境」をつくることができるのです。
未来都市だからこそ、「人間らしい働き方」を守る職場づくりを目指していきたいですね!




