共感力の誤解とは?

職場には、マニュアルに存在していない暗黙ルールというものがある。
知らないルールや空気感に緊張すること、ありませんか?
実は、どんな職場にも、暗黙ルールが存在しています。
気づけば確かに対応はできるもの。
とはいえ、その職場だけに存在する変なルールに気疲れMAX。
若かりし頃は、そんな暗黙ルールに振り回されて、死守すべきと勘違いしていたことも。
σ( ̄∇ ̄; )アハハ…
今回は、そんな日常の中の出来事を少し覗いてみましょう。
「あ、こういうのあるかも」と思えたら、新しい環境も戸惑うことも減るかもしれません。
1. コーヒーメーカーの前ではじまる静かな戦い
朝のコーヒーは仕事のやる気を引き出す大事な儀式。
そんな中、オフィスでは「誰が先にコーヒーを注ぐか」の無言の攻防が繰り広げられています。
ちょくちょく出くわす場面
誰も声を出さず、それとなく順番を探り合う微妙な間合い。
「お先にどうぞ」と譲ったけれど、実際は自分が先に来ていたことにあとから気づいてちょっと後悔。
自分の番が来た瞬間。
コーヒー切れ…。
こうした朝の小さな駆け引きも、「職場が始まるな」と感じる一つの儀式かもしれませんね。
2. ランチタイムの不思議な暗黙のルール
休憩室に入ると、なんとなく「あの席はいつも〇〇さんが座ってるな…」と感じることはありませんか?
ちょくちょく出くわす場面
新しい職場で初めてのランチタイム。
何気に空いている席に座る。
すると、なぜだか周囲の空気が固まったように感じる。
念のため、傍にいる人に、この席は「空いていますよね?」と確認。
すると、「もちろん空いていますよ!」と言われる。
数日、ランチタイムを繰り返してわかるのは所定の位置に所定の人が座っている事実。
「一部の席、実は特定の人が常に座る定位置があるんだ」と気づく。
職場には、誰も明文化しない「静かなルール」が潜んでいるものです。
3. 「ポストイット文化」にも意味がある
職場で付箋が大活躍している光景、目にすることはありませんか?
直接言葉にしなくても、必要なメッセージを伝えるのがこの小さな紙の力。
ちょくちょく出くわす場面
朝デスクに着くと、「〇〇の資料、確認お願いします!」と付箋がそっと置いてある。
メールより気軽な連絡のように手書きの温かみがある。
「ありがとうございます!」と返事を付箋で貼り返す。
すると、また別の付箋で「ここの部分も確認してみて」と続きが始まる。
気づけば付箋が3~4枚重なり、内容が見えなくなって「これ何の話だったっけ…?」と苦笑することも。
小さな紙一枚が、案外大きな役割を果たしているのがオフィスならではの光景です。
メールで伝言する職場は無駄な時間が増える不思議な現象
行き違いや被害妄想に陥りやすい職場の傾向はSNSやメールで、隣にいる人にもメールで連絡してくる職場。
言い損なわないためとか、言った言わないの水掛け論をなくすために利用する人も多い。
…とはいえ、受け取った側は、文面を受け取ってもさっぱりわからないことも多々。
解読する必要があり、結局は相手に話を聞きにいかなければならない。
話して3~5分で終わることが、互いの時間を加味すると、文章を作る時間、読む時間、確認する時間、前後の仕事を思い出す時間、気持ちを切り替える時間など不必要な時間が一人当たり1件のメールだけで、1時間以上ロスが出ていることが多い。
また、被害妄想的な受け取り方をした場合は、心理面の負荷によるモチベーションダウンという損失が目をつぶっていられないほどになりがち。
企業文化と職場雰囲気はリンクする
メールで個人のやり取りを行うことが主流になっている職場は、休職・復職者が入れ代わり立ち代わりしていることも特徴なんですよねぇ。。。
その点、ポストイットのメモは、何故か伝わりやすい。
この小さなやり取り、文字を書き、席を離れ、移動するなど体を動かす動作。
話をするきっかけづくりも含めて職場の雰囲気を柔らかくしてくれているんでしょうかねぇ。
企業の文化による職場ということもあり、特徴があるので一概には言えませんけど。
4. じわじわ変わるオフィスファッション
職場の服装は、ルールが曖昧な場合、先輩の姿を参考にして自然と調整されることがあります。
一人の小さな変化が、周囲の服装にも影響を与えることが面白いんですよね。
ちょくちょく出くわす場面
誰かが「今日はちょっとラフでいいか」と思い切ってスニーカーを履いて出社。
その日は何事もなく過ぎたため、「意外といけるな」と思う。
数日後、周囲の数人が「ちょっとスニーカー、ありかも?」と追随し始め、少しずつカジュアル化の流れが生まれる。
しかし、突然の重要会議が発生し、全員がジャケットを羽織ってピリッと引き締まり、結果として元の服装に戻るという繰り返し。
誰かが作り出した流れが、静かに職場のスタイルを動かしていく様子あるある。
自分の個性を活かすタイミングを見つけることも、新しい環境を楽しむ一つの方法かもしれません。
まとめ
新しい職場でのスタートは、ちょっとした緊張がありますよね。
ですが、「周りを観察して、流れに溶け込む」だけで、少しずつ自然体でいられるようになります。
仕事の合間に気づく「暗黙のルール」に注目してみると、新しい環境もぐっと楽しくなるはずです!
4月は新卒就職以外にも、部署替えや心機一転の転職もあります。
自分のルールは相手にとっては非常識。
柔らかい頭と和らぐ心で前向きに捉えて過ごしていきましょう!



