仕事以外で二刀流:柔軟な人生設計がもたらす豊かさ
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
目次
昭和の子育ては所作への意識が高かった
今回は昭和時代の「子育ての伝統」を振り返ります。
そこから子育てや人間関係構築のヒントについてお話しします。
昭和の子育てには、所作を磨くことは心を磨くこととして大切にされていました。
美しい所作は、良いご縁につながると考えられており幸せを願うことの一つ。
文武両道、侘び寂び、色々な日本古来の考えがありますね。
とはいえ、所作の話などは、また何処かでお伝えするとして話を戻します。
昭和の子育ても、現代の人付き合いの参考になる知恵や工夫がたくさん。
それでは、進めていきますね。
1. 大家族での子育て:協力とコミュニケーション
昭和時代の子育ては、三世代同居や大家族で行われることが一般的。
例えば、「おじいちゃんが孫に甘すぎて!」と母親の悩みの種になることも。
とはいえ家族全員で協力しあうことで、子育ての負担を分散することができた。
また、子どもも多様性を身につけることに繋がるのは大家族の良さです。
現代では、少子化核家族の良さもあり、家族やコミュニティと協力するよう変化。
コミュニケーションを密にすることで、子育ての負担を軽減する仕組みも多様化していますね。
どちらにせよ、より良い人間関係を築くことを関わる人たちで学ぶ機会が到来ですね。
2. 遊びの重要性:創造力と社会性の育成
昭和時代の子どもたちは、外で遊ぶ時間が豊富でした。
公園や近所の空き地で友達と遊ぶことで、創造力や社会性を育むもの。
現代の子育てでも、子どもたちに自由な遊びの時間を提供し、創造力や社会性を育むことが大切です。
身体を動かし、五感をつかって全身で感じるものは体得され、大人になった時に大いに役立つのです。
今の子育てでは五感を使うことが偏ってしまっています。
自分で考えて行動するためには、小さな失敗を乗り越えた達成感。
そして、自分のわからない沢山の未知なる経験が大切。
そのことでストレス耐性が強いお子さんのメンタルを育むことができていたのかもしれません。
3. しつけと礼儀:尊重と信頼の基盤
昭和時代の子育てでは、しつけや礼儀が非常に重視されていました。
例えば、ご飯の前に『いただきます』と言わないことやお箸の持ち方などで、おばあちゃんに厳しく叱られたこともあったのではないでしょうか。
これにより、子どもたちは命を敬い、自分ができないことをなし得ている他人知る機会となり、1人では生きていけないことを自覚する。
そして、関わる人や出来事を尊敬し、礼儀を守ることを学んでいました。
現代でも、他人を敬い、礼儀を大切にすること。
そのことで、子どもたちに尊重と信頼の基盤を築く力を求められています。
4. 学校と地域社会の連携:サポートネットワークの構築
昭和時代の学校と地域社会は密接に連携していました。
例えば、地域のイベントで子どもたちが活躍し、地域全体で子どもたちを見守る文化がありました。
現代でも、学校や地域社会との連携を強化し、サポートネットワークを構築することで、子育ての安心感を高めることができます。
ですが、関わり方に関しては、いろいろな制約が増えた時代変化は否めません。
子どもがどんな人と遊び、どんな関係づくりをしているのか、子どもの親同士の関わりも変化しています。
とはいえ、今も昔も人間関係の課題は大小あれどもやっぱり同じです。
5. 家庭での学び:日常生活からの教訓
昭和時代の子育てでは、家庭での日常生活を通じて多くのことを学びました。
例えば、お母さんの料理を手伝うことで、料理の基礎だけでなく、家族の大切さも学んだということもありますね。
現代でも、日常生活の中で子どもたちに教訓を伝えることで、実践的なスキルや価値観を育むことができますね。
終わりに
昭和時代の子育ての伝統には、子育てや人間関係を構築する上で参考になる多くのヒントが含まれています。
- 大家族での協力とコミュニケーション
- 自由な遊びの重要性
- しつけと礼儀の尊重
- 学校と地域社会の連携
- 家庭での日常生活からの学び
これらの要素を取り入れることで、現代の子育てや人間関係をより良く築くことができる。
そんな取り入れていきたい内容の一つにあっても良いのではないでしょうか。
もちろん、そんな生活をしていなかったというご家庭もあるはず。
その事を振り返り、ご自分の家庭環境の彩りにしても良いのではないでしょうか。
ただし、どちらにせよ。
「理想の家庭を作り上げねばならぬ」の全力スイッチはオフにしましょうね。
次回は、昭和時代の「家庭の役割」についてお届けします。ので、お楽しみに!