自分を褒める力を育てよう:自分の望む他人の評価を待ってたら一生終わっちゃうかもよ?
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
目次
結婚式は互いの親族にも大切な人を知ってもらう機会
今回は昭和時代の「結婚式の伝統」を振り返りながら、世代間の違いによる人間関係構築のヒントについてお話しします。
昭和の結婚式には、今も参考になる人間関係の構築方法や価値観が詰まっています。
1. 伝統的な和装と現代のファッション:尊重と適応力
昭和時代の結婚式では、白無垢や紋付袴といった伝統的な和装が主流。
現代では洋装が一般的になりました。
ですが、昭和時代で重要なのはTPO(時と場所と場合)をわきまえること。
例えば、最近の結婚式で新郎がスニーカーを履いて登場すると、ゲストが「カジュアル過ぎない?」と驚くことも。
そういった考え方の違いは、職場の人間関係においても言えること。
相手の文化や価値観を尊重し、状況に応じて適応する柔軟性は対人関係でも大切です。
2. 神前式の厳かな儀式:信頼と誠実さ
神前式での誓詞や三々九度の儀式は、二人の結びつきを神様に誓う厳かなもの。
昭和の新郎新婦が「三々九度」のお酒を飲み干します。
宴のときは酔っ払ってフラフラする姿も微笑ましいエピソード。
こういった誠実さと信頼の姿勢も、周囲とのつながりで必要ですね。
職場などの信頼を築くためには、誠実なコミュニケーションと行動が肝心。
昭和の結婚式のように、約束を守り、伝統を重んじて互いの結婚を祝福してもらう。
そして、言葉を慎み誠意を持って接することが信頼関係の基盤となります。
相手の気持を知らず知らずのうちに踏みにじってしまうことにもつながる。
知らないからこそ、相手を知る機会をつくること。
それも人間力の一つです。
3. 披露宴での交流:感謝の気持ちとコミュニケーション
昭和時代の披露宴では、家族や友人との交流が大切にされていました。
足を運んでくださった皆さまに対する感謝の気持ちを込めた引き出物。
互いを祝福するスピーチが行われました。
ただ、引き出物で一番困ったものがある。
新郎新婦の写真がプリントされたお皿や置時計や二人の名前が入ったタオルなど・・。
2人の名前が入った品物ほどこそもらって困るものはない。
とはいえ、現代の人間関係でも同じことがあるとは思います。
いつも感謝の気持ちを忘れずに、「ありがとう」を伝えられることは大切です。
4. 花嫁行列の地域コミュニティ:地域社会とのつながり
一部の地域では、花嫁行列が行われ、地域全体が新郎新婦を祝福しました。
昭和時代には、花嫁行列の途中で、見知らぬ方々に祝福されることもありました。
もちろん、近所同士のつながりで、自分は親しくなくても近所総出で手伝いがあった。
そんな近所同士のつながりも深く、助け合いの姿が育まれていたのです。
現代では、地域コミュニティとの関係が希薄になることがあります。
自然災害が増えた昨今。
地域イベントや活動に参加する関わり行動の重要性を感じます。
5. 世代を超えた知恵の継承:経験から学ぶ
昭和時代の結婚式には、先人たちの知恵や経験が詰まっていました。
現代においても、世代を超えた知恵の継承は貴重。
例えば、昭和の結婚式では親族が舞う事ができる人がいて祝の舞が披露されることも。二次会は今と違って近所の人達が集まり祝福することで地域に仲間入り。
年長者から学ぶことや、若い世代に経験を伝えることで、相互の理解と協力が深まります。
今はネットがあれば事足りると勘違いしやすいもの。
ライフラインが途絶えた時には無力です。
いきなりサバイバル生活が始まったことの想定はできていますか。
日頃の生き方こそが災害時の準備につながるのです。
終わりに
昭和時代の結婚式の伝統には、人間関係を構築する上で参考になるヒントが沢山。
- 尊重と適応力
- 信頼と誠実さ
- 感謝の気持ちとコミュニケーション
- 地域社会とのつながり
- 世代を超えた知恵の継承
互いの人間関係をより良く築くことには知らないことが多すぎる。
知らないままに自分流であれば見せかけだけの人間関係。
いろんなやり方を駆使しても上手くいくはずがありません。
時代の変化と流れ、そして相手を理解できる情報があるからこそ上手くいく方法が見つかるだけ。
ですが、真の部分で軸をないがしろにした付き合いではやり方に振り回される。
人間関係構築の視点や言葉の捉え方は相手の経験へ理解を深めること。
深められるからこそ付き合い方がわかるだけなのです。
次回は、昭和時代の「新婚生活の伝統」についてお届けします。
お楽しみに!