質問のアート:オープンエンド質問とクローズエンド質問の奥深い違い
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
外国人部下と付き合っていく上での注意点
外国人部下と上手く付き合っていくためには、いくつかの注意点があります。
ここでは、それらのポイントについて確認していきましょう。
1. 曖昧な指示や言葉で伝える
最初に注意すべきは、「曖昧な指示や言葉を使うこと」です。
冒頭で外国人部下が指示通りに動いてくれないという悩みを取り上げましたが、その主な原因は「指示の曖昧さ」にあります。
日本のコミュニケーションはハイコンテクスト文化に基づいており、「空気を読む」ことが求められます。
そのため、含みのある言い方や曖昧な表現が多く使われがち。
ですが、外国人部下に対してこの方法を取ると、指示が正確に伝わらず、どう動いていいかわからなくなってしまいます。
外国人部下に指示を出す際は、5W1H(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どうやって)を具体的に細かく伝えることが重要。
また、相手の日本語レベルに合わせて話すスピードや単語を調整し、しっかりと伝わるよう工夫しましょう。
ちょっとしたアドバイス
ジェスチャーや図を使うと、さらに理解が深まります。
例えば、ホワイトボードに絵を描いて説明すると「なるほど!」となるかもしれません。
2. 人前で叱責する
人前で叱責することは避けること。
最近は変化が見られていますが、日本の企業では、他の社員の前で叱責することが一般的。
外国人部下に対しては逆効果。
特にアジア圏の国々では、「人前で怒ること、怒られることは恥」とする文化があります。
そのため、外国人部下がこうした文化を持つ国の出身であれば、人前で叱責することは関係性を悪化させ、最悪の場合、退職に繋がることも。
注意すべき点がある場合は、個室に呼び出して対応するなど、配慮が必要です。
ちょっとしたアドバイス
注意を伝える際は、まずは良い点を褒めてから指摘すると、「おっ、ちゃんと見てくれているんだな」と信頼関係が築けます。
3. 空気を読むことを期待する
「空気を読むこと」を期待しないことも重要です。
日本はハイコンテクスト文化であるため、自然に空気を読むことが求められます。
ですが、外国人部下にはその文化が通じないことが多々。
外国人部下に空気を読むことを期待すると、彼らにとっては大きなプレッシャーとなります。
コミュニケーションのズレを避けるためにも、こちらの意図をはっきりと言葉で伝えるようにしましょう。
ちょっとしたアドバイス
思っていることをストレートに伝える練習をしてみましょう。
「実は、こうしてほしいんだ!」と明確に伝えることで、お互いの理解が深まります。
注意点は、日本人には向かないということ。
日本文化はとにかく雰囲気重視なところがあり「顔色をみて判断」する文化が根強い。
そのため、日本人にこのことをやってしまうと
・高圧的で怖い
・オブラートに包んで言って欲しい
・なんだか威張って、イラッとする
と思われてしまいます。
まとめ
外国人部下と上手く付き合っていくためには
- 曖昧な指示を避ける
- 個別に配慮する
- 空気を読むことを期待しない
- 具体的に伝えること
が大切です。
これらのポイントを押さえながら、外国人部下と楽しく働く環境を作り上げていきましょう!
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