続々編:アンコンシャスバイアスは職場に影響する
前回、苦境の中に程こそ、新しいビジネスのヒントが落ちている。
そして、そのビジネスのヒントをチャンスだと気がつき、拾い上げ、磨いた企業が次の時代を創っていく。
どんなに知恵があろうと、財力があろうとも、今を生き抜く事ができる企業は、その環境にあわせて変化できる企業だけ。苦境の時ほど、最初から完璧を目指そうとせず、
“何をやめるか”ということに重きをおくことをお伝えしました。
今回は、HRテックを使うことで
”顧客関係を構築し、組織が成果を出せる”
そんなアプリケーションソフトについてのお話です。
HRテックを活用する
そもそも、「HRテック(HR Tech)」とは何かというと、
テクノロジーの活用によって人材育成や採用活動、人事評価などの人事領域の業務の改善を行う問題の解決方法を指す言葉で、HR(Human Resources:人材)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。
「HRテック(HR Tech)」を知り、活用することで、従来の感覚による人材や顧客管理ではなく、定量的・具体的な データに基づいた人材戦略や組織の運営が可能となるツールなのです。
残念だったのは、
今回は世界初のアプリケーションソフトについて公開説明ができる機会があり、西日本総合展示にて、活用方法や利用するメリットなど、ゆっくりと話を聞きたい方に向けて時間をとる準備を進めていたのですが、新型コロナウイルスの影響で延期になりました。
また何かしらの機会を設けようと検討しています。
さて、本題に戻します。
組織が売上という成果を出すための活動の一つに、色々なシステムを利用することがあります。
私が知り得る限り、その情報は過去の利用履歴や日々に起こった事の記録を基にし、利用する従業員の経験による判断に、全てを委ねているところが過半数ではないでしょうか?
その例として、売上を上げられるプレイヤーに、経験が浅い方や新人教育を任せ、実務を通じて業務を教えるOJT(On-The-Job Training:以降OJTと表記)方法で、育成を行う企業が今も多いと感じています。
もちろん、このOJTは研修終了後には即戦力になることが期待できるといったさまざまな効果が望めるのですが、多くの企業では可視化をして育成をするところまで手が回っていないと伺うことが多くあります。
職場で実務を通して学ぶ体制の見直し
OJTの課題として、勘や経験が最優先となること、熟練判断まで時間がかかること、経験がある方の感情次第で指針や指導が変わること、目安や基準にばらつきがある、そして待てないということがあるのではないでしょうか?そして、習うよりも慣れて覚える、人に聞いてノウハウを盗むということを行ってしまうと、経験と熟練度により、勘の当たり外れとなってしまうだけでなく、そのノウハウは可視化できない以上は一子相伝で終わってしまいます。
今の時代、教育の在り方は大きく変化しています。先ずは、事前の机上教育とマニュアル最優先です。
そして、インターネットの活用により、事前に調査をする習慣が身についているため、下調べと予測できる行動が前提となっています。そのような育成期間を経た人材が、「習うより、慣れろ」というようなOJTを通じた課題と感じる育成方法を変わらず続けることは、早期離職を招いてしまいます。
未経験者が自信を持ち定着する仕組みに切り替える
そのため、今の時代に沿った在り方として「HRテック(HR Tech)」により可視化された情報をフルに活用しながら、経験が浅い人材へ育成することは、定着率を上げ、組織が掲げる目標に対して成果につながりやすくなるため、導入後は大きなコスト削減につながります。
顧客と良好な関係を構築することを目的とした、的を射たCustomer Relationship Management(カスタマーリレーションシップマネージメント)手法が成り立つためにも、顧客を中心に据え、事業戦略やプロセスも含めたビジネススタイルを確立するために、「HRテック(HR Tech)」により可視化された情報をフルに活用するビジネス展開に切り替えて早く成果につなげていくことに投資することも、これから求められていく判断力になると感じます。