新入社員意識調査2022 Vol.3
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。先日の衆議院選挙で国民民主党が打ち出した看板政策「年収の壁」対策。個人的には103万の壁や130万の壁など色々と見直しをしてほしい内容でありますが、税収や社会保険料のことなど色々と調整することがありそうです。政策を実現するには、色々な視点から判断することが重要ですが、落としどころをどうするかが焦点となりそうですね。
株式会社マイナビが発表した「退職代行サービスに関する調査レポート(企業・個人)」。ようやくこの手の調査レポートが出たかと思い、早速、読み解いてみました。サマリーでは、◆直近1年間に転職した人で退職代行を利用した人は16.6%。職種別では「営業」「クリエイター・エンジニア」で利用率が高い◆退職代行を利用した理由は、「引き留められた(引き留められそうだ)から」が約4割で最多。「自分から言い出せる環境でないから」「退職を伝えた後トラブルになりそうだから」が続く◆約4社に1社で「退職代行を利用して退職した人がいた」と回答。退職代行利用者は年々増加の傾向。と紹介されています。年代別でみてみると、
・20代・・・18.6%
・30代・・・17.6%
・40代・・・17.3%
・50代・・・4.4%
退職代行が退職の手段の一つとして世間に広がりつつありますが、引継ぎやその後の対応によってトラブルとなっているケースも見受けられます。増加する背景には、職場内のコミュニケーション不足が大きな要因と考えられますが、定期的な面談などお互いが納得のいく風土づくりを構築したいですね。退職代行は効率よく退職したい方には必要なサービスだとは思いますが、最低限の引継ぎなど、個人的には利用する方の倫理観も大事にしてほしいなと思います。
詳細はこちらから
https://www.mynavi.jp/news/2024/10/post_45368.html
【編集後記】
103万円、106万円、130万円とややこしいといつもいつも相談されます。所得税の扶養?社会保険の扶養?扶養の言葉も2つあります。あ、、今年は定額減税の扶養もありましたね。