五方よしの精神
おはようございます。
森会長の問題発言で、森降ろしに躍起になっている野党やマスコミを見て、なんだかなあと感じている福井の経営人事コンサルタント・社会保険労務士の北出慎吾です。
確かにその部分だけを取れば、不適切な発言なのは言うまでもありませんが、こぞってつるし上げる必要がそこまであるのかと感じるわけです。
オリンピックを成功させることが第一で(コロナでどうなるかわかりませんが)、責任を取らせることが第一ではない。とは言え、不快に感じた人も事実いるわけで、そこはそれぞれ感じ方もありますから、難しい問題ですね。
コロナ禍となり、もうすぐ1年が経とうとしていますね。
明治安田生命が発表した上司との関係性について興味深いデータが公開されていました。
コロナ禍における上司の関係性は、
「良くなった」と回答した人…13.4%、
「悪くなった」と回答した人…6.7%
となり、良くなったと回答した人が悪くなったと回答した人よりも約2倍も多い結果になりました。
詳しく内容を見ていくと、上司との関係性が「良くなった」と回答した理由として、
1位「業務内容や進捗について寄り添って考えてくれるため」51.7%
2位「オンライン面談などで今後のキャリア等について相談に乗ってくれるため」(27.11%)
3位「Web会議システムやSNSなどのツールを通じたコミュニケーションの方が適していたため」(26.3%)
となり、コロナ禍において対面でコミュニケーションが取りにくい環境でも上司が部下に寄り添う姿勢で関係性が改善したのかもしれません。
ということは、上手にWEB会議やSNS、チャットなどデジタルツールを活用することができる上司が関係性を向上したと言えますね。
一方で、上司との関係性が「悪くなった」と回答した人を見ると男性の理由のトップは
「メールやLINEなど文面のみだと、上司の気持ちが分かりにくいため」(27.8%)
女性の理由のトップは
「テレワーク等により気軽に相談がしにくくなったため」(26.8%)
という結果になりました。
男性は、上司と文面のみのやりとりだとストレスを感じてしまう人が多く、女性は上司と対面で気軽にコミュニケーションをもっと取りたいと感じる人が多いのかもしれません。
また、上司との関係性が「悪くなった」と回答した人の中で、44.1%の人は「関係性を改善したい」という意識を持ち、解決策としては、
男性は「飲み会に行って関係性を良くしたい」(60.0%)、
女性は「メールやLINEなどでのコミュニケーションを増やして関係性を良くしたい」(31.3%)
が最も多く、上司とコミュニケーションを増やして関係性を改善したいと思う人が多い結果となっています。
こう見てみると男性と女性とでは接し方は違えどもコミュニケーションの重要性はいずれも高く、部下に合った接し方をすることが上司には求められていますね。
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福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
【編集後記】
森さんの後任には川淵さんが有力だそうです。川淵さんも80歳を超えていますが、まずは、オリンピックを成功させること。
選手のことを考えた内容にして欲しいですね。(もちろんそうだとは思いますが)