2019年の新入社員傾向
おはようございます。
連日の除雪で妙にパワーアップした感が否めない福井の経営人事コンサルタント・社会保険労務士の北出慎吾です。
大雪に見舞われた地域の方は大変な苦労をされたかと思いますが、少しずつ平常に戻りつつありますのでもう少し頑張りましょう。
車通勤や徒歩の時にもスコップは必須です。何かと役に立ちます。駐車場の除雪とかスタックした車のヘルプとか(汗)
昨年あたりから人事労務業界で「ジョブ型雇用」、「メンバーシップ型雇用」という言葉が浸透していますが、
リクルートワークス研究所から日本が目指しているのは「ジョブ型雇用」ではなく、「ロール型雇用」ではないか?という記事があがっていました。
一般的には、「人に仕事がつくメンバーシップ型」「仕事に人をつけるジョブ型」と言われていますが、
日本企業の体質からジョブ型雇用の考え方を参考に仕事の見直しをすることは推奨されながらも大きく舵を切ることは難しいとされています。
その理由としては、欧米では、仕事に人がつくためそのスキルがないと基本的に解雇が容易にできるのに対し、日本は解雇要件が厳しいためすべてをジョブ型にすることが適切ではありません。
(海外弁護士ドラマ スーツでも解雇は簡単にしていました!)
そのため、一部をジョブ型に切り替えるという点となるのです。
・仕事の成果を見えるようにしたい→ジョブ型
・年功序列による賃金体系を見直したい→ジョブ型
・専門性を高める人事制度としたい→ジョブ型
記事では、こういう視点からジョブ型→ロール型(役割型雇用)について提言されています。
「ロール型雇用とは、社員一人ひとりが担う役割を明確にし、期待役割と役割成果に応じて給与を支払う雇用制度。
ロール型雇用は社員それぞれの役割を明確にする雇用制度であり、ジョブ型雇用のように職務を分解して、職務記述書をメンテナンスすることそのものが目的化しない。
一方で、ロール型雇用はジョブ型雇用同様、社員一人ひとりの仕事の境界がはっきりしている。
さらに、ロール型雇用は人材起点なので、日本企業の伝統的なメンバーシップ型雇用から移行しやすい。」以上
人材が起点の雇用制度でありながら、一人ひとりが担う役割を明確にし、仕事内容と処遇・評価の連動を高めることができるのがロール型雇用。
面白い視点だなと思って読んでいました。
「人に仕事がついている」状態だとコロナや大雪などのこのご時世対応することが出来ません。また急な退職や病気などの引継ぎも大変です。
「仕事に人をつける」考え方はリスクヘッジの観点からも重要です。
後はどのような組織を作っていきたいのか、どのような社風を大事にしたいのかという点。
当社は、2年ほど前からメンバーシップ型雇用から徐々にジョブ型にシフトしてきました。この記事で言うとロール型に近い形です。
どのような人材を求めるか、どのような人材を作っていくか。
この視点は3年後どのような会社にしたいのかにも表されます。(3年後というよりは1年後でも可)
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福井の社会保険労務士
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【編集後記】
連日、会社の駐車場の除雪です。
排雪場所がないため、駐車場の一部が排雪場所になっていますが1日1台を目標に駐車場を掘り起こしています。(かなり高い排雪になっているため、1台がやっと)
皆さん、頑張りましょう!