時計カレンダー機構からの組み立て
おはようございます。
本日はオメガの記事を書かせていただきます。
オメガの時計のベルトの修理で多いのが
・中留のプッシュボタンが戻ってこなくなった
・ベルトが止まらなくなった
等があります。
そういった場合に多いのが中留の中にあるばねが折れていたり、劣化したことによってばべが曲がってしまっている
のが原因かもしれません。
時計を付けはずしする際に毎回使用する部分ですのでどうしても使用していくと劣化していきます。
また、摩耗する事によって部品も細くなっていきもろくなってしまいます。
今回は劣化による中留の曲がりが原因の中留不良についての記事を書かせて頂きたいと思います。
今回お預かりした時計はこちらになります。
ベルトが止まらなくなってしまったとの事でした。
時計を確認して、とまらなくなった原因がばねの曲がりであるのがわかりましたので、交換修理で対応させていただきます。
オメガのベルト中留修理
まず、中留の部分を分解していきます。
ピンとパイプで止まっているタイプのベルトですので1つずつ外していきます。
全て分解する事ができたら、中のばねを取り出します。
下の画像を見てください。
上が新しい新品のバネ、下が今回ベルトから取り出したバネです。
並べてみると違いがよくわかるかと思います。
下のバネは円を描いている部分に曲がりが生じでおり、それによって元の状態に戻らないように
なってしまっています。
今回はこのバネを上の新しいバネに交換して組直します。
新しいバネに交換する事によってしっかりとプッシュボタンがもどってくるようになりました。
作業料金と預かり期間
今回お預かりした時計の修理代金は
作業料金 5000円~6000円(部品の入荷状況等によって変わります)
預かり期間 1週間前後
となります。
使用していくとどうしても劣化は起こります。
もし、ベルトでお困りの際は一度ご相談ください。
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