営業は会ってナンボ??

岡本陽

岡本陽

テーマ:営業のコツ

「営業は会ってナンボ」の常識が会社を蝕む。移動時間をゼロにし


「営業なら、まずは顔を出して誠意を見せろ」
「足で稼いでこそ、一人前の営業マンだ」

もしあなたが、あるいはあなたの会社の経営層がまだそんな「昭和の美徳」を信じているとしたら、警告させてください。その価値観こそが、今の時代、企業の生産性を著しく阻害し、現場の営業マンを疲弊させている最大の原因です 。

今回は、なぜ今「訪問しない営業」へシフトしなければならないのか。その本質的な理由をお伝えします。


1. 「移動時間」という名の、目に見えない大赤字


多くの営業マンが「忙しい」と口にします。しかし、その内訳を精査すると、驚くほど多くの時間が「移動」に消えています 。
特に地方や広いエリアを担当している場合、1日3件の訪問のために往復4時間を費やすことも珍しくありません。

計算してみてください。

1日4時間 × 月20日 = 年間で約1,000時間


この1,000時間をすべて「顧客との接触時間」に変えられたらどうでしょうか?

ここで説明する手法を導入すれば、1日の有効接触数は3〜5倍に跳ね上がります 。移動時間をゼロにすることは、単なる手抜きではなく、成約を最大化するための「投資」なのです 。


2. 「会わないと売れない」は単なる思い込みである


「高額商品は会わないと決まらない」「信頼関係は対面でないと築けない」
これらはすべて、仕組みを持っていない人の「思い込み」です。

私は実際に、電話やメールなどの非対面営業だけで数千万、数億円という商材のプロジェクトを動かしてきました 。
重要なのは「会うか会わないか」ではなく、「顧客の課題をいかに正確に引き出し、論理的に納得できる解決策を提示できるか」という点に集約されます 。

対面営業では、良くも悪くも「愛嬌」や「雰囲気」で誤魔化せてしまう部分があります。しかし、非対面営業ではそれが通用しません。だからこそ、「売れる台本と仕組み」という武器が必要になるのです 。

3. 誰でもベテラン級の成果を出せる「型」の威力


私が指導してきた延べ400人以上の営業マンの中には、新人もいれば、営業未経験から転属してきた人もいました 。
彼らが短期間で成果を出せた理由は、根性論ではなく「再現性のある型」を徹底したからです 。


  • 誰にアプローチすべきか(ターゲットリスト作成)
  • 窓口をどう突破するか(フロントトーク)
  • どうやって課題を顕在化させるか(ヒアリング設定)
  • 断り文句にどう切り返すか(カウンタートーク)



これらを体系化した「仕組み」さえあれば、個人のセンスに頼らずとも、全国どこからでも成約を勝ち取ることが可能になります 。

4. 今日から捨てるべき「古い常識」


もしあなたが「今のやり方では限界だ」と感じているなら、まずは「営業は会うのが当たり前」という呪縛を解いてください 。

人手不足が深刻化するこれからの時代、1人の営業マンがカバーすべき範囲は広がり続けています 。限られたリソースで生き残るためには、ITを駆使する前に、まず「営業のプロセス」そのものを再設計しなければなりません 。

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岡本陽
専門家

岡本陽(経営コンサルタント)

IMソリューションズ株式会社

会社の利益を残す仕組を作るコンサルティングと利益を出すための行動を教える研修を行います。他の管理職研修と異なるのは「利益を出すための“行動“を教える研修」であり、利益を意識した人材の教育を行います。

岡本陽プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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