部下との1on1に焦点を当てた実践的ノウハウ

岡本陽

岡本陽

テーマ:営業のマネジメント

最近どう?」は最悪の質問


あなたの1on1が部下の心を消耗させているかもしれない!


「1on1、導入してみたはいいものの、何を話せばいいか分からない…」
「結局、いつも自分が一方的に話して終わってしまう…」


多くのリーダーが抱える1on1の悩みです。部下のためにと始めたはずが、いつの間にか苦痛な「義務」になっていませんか?

もし、あなたが1on1の冒頭で「最近どう?」という漠然とした質問から始めているなら、要注意です。それは、部下からすれば「何も見てくれていないんだな」というメッセージに他なりません。

【心をつかめないマネージャーの1on1】

  1. 漠然とした質問で始める。
  2. 部下の話を遮り、自分の武勇伝やアドバイスを語る。
  3. 課題を指摘し、自己肯定感を下げる。
  4. 「頑張れ」と精神論で励まし、さらに追い詰める。
  5. 決まったアクションを放置し、信頼を失う。


これでは、部下の心は離れていく一方です。1on1は、進捗を確認する「管理」の場ではありません。部下の「思考の壁打ち」を支援し、心を充電する「安全な場」なのです。

【心をつかめるマネージャーの1on1】


では、どうすれば1on1を「心を充電する時間」に変えられるのでしょうか。鍵は「仕組み」と「準備」
にあります。

  1. 「事実」から入る:「〇〇の件、進めてくれてありがとう」と具体的な事実と感謝から始めることで、部下は「見てくれている」と安心します。
  2. 傾聴8割、アドバイス2割:部下が話し終えるまで沈黙を恐れない。リーダーに必要なのは「正解」ではなく、「聴く姿勢」です。
  3. 内省を促す質問をする:「なぜできなかった?」ではなく、「何があればもっと楽になる?」と未来志向の質問で、具体的な障壁を一緒に探します。
  4. 議事録を共有する:「あなたの言葉を大切にしている」というメッセージを伝え、信頼を築きます。
  5. 約束したアクションを必ず実行する:「この人は信頼できる」という確信が、部下の主体性を育みます。



これらはすべて、すぐに実践できる「仕組み」です。

私自身、妻との死別や娘の不登登校という、人生の「まさか」を経験しました。その中で痛感したのは、人が本当に力を発揮するのは、管理された時ではなく、「この人は自分のことを分かってくれている」という安心感を得られた時だということです。


では、どうすればいいのか?
普段私は、1on1の具体的な進め方、アジェンダの作り方、心を掴む質問リストなどを、作ることをお勧めしております。

あなたの1on1を、部下が次の日から前向きに仕事に取り組めるエネルギーチャージの時間に変えませんか?そのためにできることはあります!!

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岡本陽
専門家

岡本陽(経営コンサルタント)

IMソリューションズ株式会社

会社の利益を残す仕組を作るコンサルティングと利益を出すための行動を教える研修を行います。他の管理職研修と異なるのは「利益を出すための“行動“を教える研修」であり、利益を意識した人材の教育を行います。

岡本陽プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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