採用マーケティング③ リードジェネレーションとナーチャリング
何のために働いているのか?
前回の採用マーケティングではターゲットを考えるためにマーケティングの変遷について説明するとお話ししました。
その中で、
「何のために働いているのか? 自分の仕事は何に役立っているのか? 働く人にとってこの二つが重要であり、問いつづけることになるのです。」
と、お話しました。
https://mbp-japan.com/ehime/imsolutions/column/5154628/
こういった話しをすると、
・給料もらうのだからどんな仕事も文句をいうな
・仕事は仕事!それ以上でもそれ以下でもない
・やりがいなんて話をするのは甘えだ
という声をよく聞きます。
また、
・どんな仕事も給料がよければそれでよいじゃないか
・給料が高ければどんな仕事でもがまんしてやるべき
という声もあります。
どう思いますか?
ブルシットジョブ
2021年に日本語版が発売され話題になった、デヴィット・グレーバー著「ブルシットジョブ ~クソどうでもいい仕事の理論~」を読むと、様々なブルシットジョブが紹介されており、いずれも高給であるにもかかわらず、その仕事に従事している人は続けられず辞めてしまうエピソードが多数掲載されています。
ブルシットジョブとは、
「被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完全に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態である。」
つまり、人間は自分の仕事が世の中の役に立っているかどうかがとても重要で、その意義が見いだせないと仕事を継続できなくなる、ということがわかります。
楽しい仕事
楽な仕事
同じ「楽」という字で表現しますが、中身は全く異なります。
楽であっても楽しくなければ続きません。
しかし、楽しければ、楽でなくても続けられます。
楽しさは「仲間」「達成」「没頭」などの「やりがい(意味)」から起因します。
「やりがい」を考えると、自分の仕事は世の中にどの様な影響を与えるのか?自分は何のために仕事をしているのか?にいきつきます。
採用の場面で
採用の時に考えてほしいのは、
求職者に「この会社に入れば〇〇の様なことが実現できる」「ここに入れば〇〇という経験ができる」「自分の仕事は世の中の〇〇に影響を与える」と感じてもらう事が重要になってくるのです。
仕事が楽しければ少々の苦難を乗り越えることができ、自己を成長させることができるからです。
なので、自社の仕事や方針を熱くかたり、共感してもらうことがとても重要になるのです。
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