パワハラ上司と言われないために~パワハラの判断基準~

岡本陽

岡本陽

テーマ:管理職

前回に引き続き、パワハラについてです。

◆どこからがパワハラなの?


よく質問されます。

これは難しい質問です。

ハラスメントの場合の基本は、相手がそう思えばハラスメントになってしまいます。

でも、絶対にダメな領域があります。

それは、

1、身体に対する暴力

2、人格に対する攻撃

3、業務とは関係無い指示や指摘

4、不当解雇

これらは絶対にダメですから、分かり易いかもしれません。

この絶対にダメな内容を理解しつつ、考えてみましょう。

◆いきすぎた指導とパワハラ


指導がパワハラと言われないために以下の内容を守る事をお勧めしております。

1、大勢の前で叱らない
誰しも大勢の前では叱られたくないですよね。
それは、大勢の前で叱られると、その内容だけでなく、人格を否定されている印象があるからです。
叱る方は決してそんなつもりがなくても、相手がそう受け取る場合があります。
そうすると、「自尊心が傷つけられた」となってしまい「パワハラで訴える!」になってしまします。
ただし、程度の問題もあります。1度、周囲に人がいる前で叱ったからといってもそれだけで、パワハラだ!とはなりにくいです。
叱るタイミングも非常に重要な事なので、タイミングを優先するのであれば、1度、周囲に人がいる事を恐れていると叱れなくなってしまいます。叱る時は叱りましょう、ただし、あまりグチグチ叱ってはいけません。


2、1人だけ別対応はしない
部下の力量があるので、状況によって、仕事を振ったり振らなかったり、だとは思いますが、基本的に、まんべんなく仕事を振りましょう。力量が低い部下は「出来ない」ことも多いと思いますが、1人だけ仕事を振らない、指示を出さないというのはダメです。
また、会議や飲み会へ誘うのも1人だけ、誘う(誘わない)はダメです。きちんと声をかけてください。
朝の挨拶もそうです。1人だけ声をかけなければ、その人は「なんで私だけ声をかけてくれないの」になってしまいます。自分自身が意図していなくても、たまたまであったとしても、相手にその様に受け取られる可能性があります。


◆相手の事を考えている事を伝える

大切な事を相手の事を考えているという事をきちんと伝える事です。

愛情をもって部下を指導していると思います。
しかし、その愛情が伝わっていない事が多いです。

あなたが持っている部下に対する愛情をきちんと説明してください。

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岡本陽
専門家

岡本陽(経営コンサルタント)

IMソリューションズ株式会社

会社の利益を残す仕組を作るコンサルティングと利益を出すための行動を教える研修を行います。他の管理職研修と異なるのは「利益を出すための“行動“を教える研修」であり、利益を意識した人材の教育を行います。

岡本陽プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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