頑張り過ぎて燃え尽きる前に──「自分軸」を見つめ直す3つの問い

「自分の気持ちが分からない」
「やりたい気持ちとやりたくない気持ちが同時にある」
そんなふうに感じることはありませんか?
私たちは、「一つの気持ち」で動いているようで、実はいつもいくつもの感情を同時に抱えています。
しかもそれらは、しばしば相反する方向を向いています。
1.相反する思いがあるのは当然のこと
たとえばこんな気持ち、誰にでもあるのではないでしょうか。
■「ゆっくり休みたいけど、何もしないと不安になる」
■「誰かに頼りたいけど、弱い自分を見せたくない」
どちらも本音です。どちらも「あなた」の中にある大切な感情です。
それが矛盾しているからといって、どちらかが間違っているわけではありません。
人の心はシンプルな構造ではなく、何層にも重なり合った深い世界です。
だからこそ、「休みたい」と「頑張りたい」が共存しても不思議ではないのです。
でも、多くの人がそこで苦しんでしまいます。
「休みたいなんて怠けてる」「ちゃんとやらなきゃ」と、どちらか一方を「否定」しようとするからです。
矛盾する感情は、排除するのではなく、共に置いておくことが大切です。
そのうえで自分に問いかけてみましょう。
「今この瞬間の私にとって、どちらに従うことがメリットがある?」
ここでいう「メリット」とは、「損得」や「楽かどうか」ではありません。
それは、「自分軸に沿っている」という意味のメリットです。
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2.「どちらを選ぶ?」迷ったときのポイント
相反する気持ちが同居しているとき、私たちは迷います。
そして、決められない自分にイライラしたり、落ち込んだりすることもあるでしょう。
そんなときの道しるべが、「今の自分にとって、自分軸に沿っている選択はどちらか」という視点です。
【自分軸とは】
自分軸とは、「私はどんな自分として生きて、何を実現したいのか」を、自分の言葉で表したものです。
たとえば「私は、家族のために自分らしいやり方で支えたい」という自分軸を例にとって考えましょう。
≪相反する思いの中での選択事例≫
■相反する思い:「家族のために何かしたいけど、ひとりになりたい」
■今の状態: 「仕事の疲労が重なって、精神的に余裕がない」
この場合、自分軸に沿って考えると、「今の自分を整えること」が先になります。
疲れて余裕をなくした状態では、本来の「自分らしい支え方」はできないからです。
だから、
➊まず自分を休ませる
➋元気を取り戻したら、改めて家族に向き合う
この順番が「自分軸に沿った行動」になります。
ここで大切なのは、「どちらか一方しか選べない」と思い込まないこと。
どちらも自分の中の大事な気持ちであり、タイミングによって優先順位が変わるだけなのです。
3.矛盾を受け入れると、人間味が深まる
心の中に矛盾を抱えることは、決して未熟さの証ではありません。
むしろそれは、人としての「深み」を育てるプロセスです。
たとえば、
「強くありたい」と願う一方で、「弱さも見せたい」と感じることがあります。
この相反する気持ちの間で揺れ動くことで、人は他者の痛みや複雑さを理解できるようになります。
つまり、矛盾こそが人間らしさの証なのです。
完璧でブレないことよりも、迷いながら、悩みながら、それでも前に進もうとする姿。
その「揺らぎ」の中にこそ、真の強さがあります。
矛盾を否定せず、「ああ、私の中にはこういう気持ちもあるんだな」と、そっと受け止めてみてください。
すると、不思議と心がやわらぎ、他の人の揺れにも優しくなれます。
4.おわりに〜矛盾とともに生きる〜
矛盾を抱えることは、生きている証です。
心が動いているからこそ、いくつもの気持ちが生まれ、ぶつかり合うのです。
大切なのは、どちらの気持ちも「あなたの真実」だと認めること。
そして、その時々の状況や心の状態に合わせて、自分軸に沿った選択をしていくことです。
迷うことも、立ち止まることも、すべて「より自分らしく生きるための時間」。
自分の中の矛盾を受け入れながら、その奥にある「ほんとうの自分」に耳を傾けてみましょう。
それが、自分を大切に生きる第一歩になります。
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