うつ病と共に生きる:うつ病の回復期以降に家族が心がけたいこと

大切な恋人がうつ病になったとき──
あなたは何を思い、どう接すればいいか、戸惑いを覚えるかもしれません。
うつ病は、決して「かわいそう」と同情していれば済むような病気ではありません。
知識や覚悟、そして何より“相手の心とどう向き合うか”が大切になってきます。
今回は「恋人がうつ病になったとき」に意識したい関わり方についてお話しします。
目次
1.まずは、話を聞くことからはじめよう
恋人がうつ病になったとき、一番にやるべきことは「話を聞くこと」です。
そしてそれは、「ただ聞く」ではなく、「全集中で聴く」という姿勢が求められます。
できれば対面で話を聞くのが理想です。LINEなどの文字のやり取りは、返事を急かしてしまったり、自分自身が疲れてしまう原因にもなります。
対面での会話では、言葉だけでなく、表情・声のトーン・目線・体の動き・沈黙など、相手の“今の状態”を読み取るヒントがたくさんあります。
「こんなふうに感じているんだな」
「ここまで辛いんだな」
そうやって、少しずつ恋人の気持ちを理解していくことが大切です。
2.「ネガティブな話」を聞き続けるということ
うつ病の人の話は、基本的にネガティブです。
それは「ただのネガティブ」ではなく、病気が言わせているネガティブです。
健康な人には到底想像もつかないほどの暗さや絶望感が、言葉に混じって現れてきます。
その言葉を真剣に受け止めるのは、思っているよりもずっとハードなコミュニケーションです。
でもだからこそ、「本気で話を聞いてくれている」という感覚が、恋人にとっては孤独を和らげる唯一の時間になるのです。
3.あなた一人で抱え込まないこと
相手の話を聴き続けるうちに、自分の中に不安・苛立ち・疲労が溜まってくるかもしれません。
そんなときは、自分の気持ちも“バトンタッチ”していきましょう。
■恋人→あなた(パートナー)
■あなた→友人・専門家・支援サービス
というように、気持ちの受け皿を分散させていくことが、無理のないケアの第一歩です。
「自分の気持ちを誰かが受け止めてくれる」
その安心感があってこそ、恋人との関係も安定し、続けていけるのです。
4.「治すこと」はできない。だからこそ見極めたい“領域”
恋人のために何かをしたい気持ちは当然です。
でも、どんなに愛していても、代わりに病気になることはできません。
また、恋人のうつ病を「自分が治してあげる」と思い込むと、関係は苦しくなっていきます。
あなたにできることは、
■そばにいること
■助けを求められたら出来る範囲で応じること
この2つだけで十分なのです。
5.「ひとりじゃない」を伝え続ける
うつ病の最大の敵は「孤独」です。
これは物理的に誰かがそばにいるかどうかではなく、
「自分を気にかけてくれている人が、誰もいない」と思い込んでしまうことが問題なのです。
だからこそ、伝えてください。
「ひとりじゃないよ」
「いつでも話を聞くからね」
「無理に話さなくてもいいけど、必要なときは言ってね」
この“継続的な安心感”が、恋人の心に灯をともす力になります。
6.最後に:恋人を支えるには、まず自分を守ることから
恋人がうつ病になったとき、あなたが出来る最大の支援は「支え続けるために、自分の心も守ること」です。
そのために必要なのは、
■話を聞く“全集中力”
■自分の気持ちを他者に預ける“バトンタッチ力”
■自分と恋人の“境界線”を見極める力
あなたのその一歩が、恋人にとっての「ひとりじゃない」を感じる大きな力になります。
焦らず、完璧を目指さず、二人のペースで向き合っていきましょう。
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