≪疲れが抜けない大人へ≫遊び心を思い出そう
カウンセラーとしては非常に今更なんですが、ふと考えてしまいました。
これは専門家から離れ、一個人としての随想です。
自分に悩み事が出来たら?
解決方法があるか無いかで、一つ分かれ目が来ます。
例えば仕事上の悩み。
納期に間に合わない仕事がある、同僚とうまくやれないなどいろいろ思い浮かびます。
まずは上司に相談しますよね。そして何かしらの権限を持っている人なら、納期を伸ばす、他の仕事を後回しにする判断をしてもらう、上手くやれない相手への対処法を教えてもらう、など。
家族のことなら、うーん、結構相談相手いないですね。
親がいれば参考意見を聞くことも出来るのかな。私は大分前に両親亡くなってるのでその手段は使えませんね。
そうだなぁ、年上の友達に相談する感じでしょうか。Give and Takeで友達の話も聞いて。
何の悩みかわからない時は?
問題は、「〇〇について」って言えない悩みですよね。
なんか不安、なんか眠れない、なんかイライラする、みたいな。
きっかけや原因がはっきりしていないから相談のしようがない。
でも毎日のことだから辛いし、何とか出来ない自分にも滅入る。
ずっとこのままなのかとも思う。
自分なりの対応策は?
私の場合だと、とりあえず寝る(笑) 逃避ですね。
漫画読んだりアニメ見たり映画見たりゲームしたり、要するにしんどい状況について考えないで済む状態にする。
アルコールは弱いのでお酒を飲むことはない、かな。香りモノ(お香、アロマ、香水)が好きなのでここぞとばかりに買い込んだりします。
それでもだめなら神頼み(笑) 寺社仏閣巡りが好きなのでそれと兼用ですね。でもそもそも祈ったところで何があるわけでもなく。それから占いかな。最近知ったのですが、YouTubeに占い動画がたくさんアップされてるんですね。タダだからいいかも。
その次はインターネットで似たような悩みを持った人がいないか、何か解決方法が無いか探す。でもこれも、原因がはっきりしていないなら検索のしようがない。
そして次は専門書に頼る。心理学や睡眠についてや栄養学とか。体にいいもの、ストレスを軽減するものを探して取り入れたり。健康にはいいかもしれません。その流れで突然ダイエット始めたりとか、化粧品を変えたりするかも。
専門書で勉強する以外はほとんど解決にならないことを繰り返すと思います。
気休めと逃げ。そして何も変わらないことへの疲労とストレスと自己嫌悪。
おそらく「意味が無かった」と気づくまでに結構お金も使っちゃってるから、それに対する後悔も感じることでしょう。
専門家と繋がっていたら…
もしあの時の私に「カウンセラーに相談する」という選択肢が与えられたら、どうしただろうか。
こんなぼんやりした悩みを聞いてもらえるのだろうか、バカにされないだろうか、そもそも話して解決するのだろうか、解決するまでにどれくらいの時間とお金がかかるのだろうか、家族が知ったら止めろと言われないだろうか、仕事が忙しい中長期間にわたったら続けていけるだろうか、男の人だったら恥ずかしいな、とか考えて、結局相談には至らなかったかもしれません。
実際にカウンセラーと繋がり、相談できている状態。そこまで行動出来たこと。
決断出来たこと。意志を持って進めたこと。
もうそれ自体がとても価値のあることなのだろうな、ということを、今感じています。