英検1級道場-私の英語学習は「屈辱」から始まった―今の原動力は「恥ずかしい仕事をしたくない」

山中昇

山中昇

テーマ:道場のレッスンはこんな感じです

先の記事では、何をするにも健康が土台であることを書きました。

では、健康であるとして、私を長年英語の勉強に駆り立ててきたものは何だったのでしょうか。
振り返ると、その「原動力」は人生の段階によって変わってきました。

<最初の原動力は「屈辱」だった>

会社員時代、あるとき課長から厳しい現実を突きつけられました。
私にとっては屈辱でした。
しかし、その屈辱が大きなエネルギーになりました。

「いつか必ず、銭のとれる海外営業マンになるぞ!」
そう決意したのです。

悔しさや屈辱、「今に見ていろ」という気持ちが、人を前へ進ませることがあります。私の場合がまさにそうでした。

この時の状況は下記の記事に詳しく出ています
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5182036/


<会社の看板を外したら、自分には何が残るのか>

1995年1月、私は脳幹梗塞に襲われ、約2か月入院しました。
リハビリを経て社会復帰した直後、中国を2週間旅行しました。

ツアー参加者同士で自己紹介をしたとき、私は愕然としました。
会社の名刺を持たず、「○○会社の山中です」と言えなくなった途端、自分自身を語るものがほとんど何もないことに気づいたのです。

「英語が得意です」と言っても、それを客観的に示すものは大学2年のときに取った英検2級くらいでした。
会社の看板を外しても世間に通用する、自分自身の力を身につけなければならない。
これが、次の原動力になりました。


<英検1級――あと2点から始まった>

1997年度第2回の英検1級1次試験は不合格。
合格まで、わずか2点不足でした。
そして翌年、1998年度第2回。ついに1次試験に合格しました。

ところが、1回合格しただけでは自分自身が納得できません。
「たまたまではないのか」
そう思い、その後も受験を続けました。

連続10回受験し、1次試験・2次試験ともに毎回合格しました。
ここまでやって、ようやく「自分には安定して英検1級に合格できる力がある」と思えるようになりました。

そして、この経験を英検合格を目指す人たちのために役立てたい。
それが現在の「英検1級道場」につながっています。


<今の原動力は「恥ずかしい仕事をしたくない」>

今の私を動かしているのは、若いころの「今に見ていろ」とは少し違います。

「お金をいただいて教える以上、恥ずかしい仕事はしたくない」
これが最大の原動力です。

英検1級合格を目指す受講生には、非常に高い英語力を持つ人もいます。
その人たちからお金をいただき、「英検1級道場」と銘打って指導する以上、昔取った合格証書だけに頼るわけにはいきません。

しかも英検自体が変化しています。2024年度第1回からは、1級・準1級・2級に要約問題が導入されました。
試験が進化するなら、指導者も進化しなければなりません。

だから私は今も、実際の問題を解き、英語を読み、聞き、語彙を増やし、英作文や要約を研究しています。
受講生に「勉強してください」と言いながら、自分は勉強しない。
そんなことはしたくありません。


<原動力は変わっていい>

私の原動力は、下記のように変化してきました。

屈辱を晴らしたい。
↓
会社の看板を外しても通用する人間になりたい。
↓
英検1級合格がまぐれではないことを証明したい。
↓
お金をいただいている以上、恥ずかしい仕事をしたくない。


原動力は、きれいなものでなくてもいいと思います。
悔しさでも、屈辱でも、負けたくないという気持ちでもいい。
大切なのは、それを自分を前へ進ませる力に変えることです。

「英検1級道場」の看板を掲げる以上、どこに出しても恥ずかしくない一流の使い手でありたい。
これが、今の私を動かしています。

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算90回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

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