英検1級道場-2026-2英検2次試験まであと1か月!合格するために最も大切なことをお伝えします

山中昇

山中昇

テーマ:英検2次試験・スピーキングに関する情報

2026年第2回英検1級の1次試験が終わりました。

自己採点をして、手ごたえを感じている人も多いと思います。
次はいよいよ2次試験です。

2026年第2回の2次試験は、下記です。
A日程 11月8日(日)
B日程 11月15日(日)

「大人は11月8日、学生は11月15日」と説明すると分かりやすいのですが、正確には学生か社会人かではなく年齢による区分です。

英検の公式発表では、1~3級共通で、下記となっています。(一部特別会場など例外あり)
2005年4月1日以前生まれ → A日程
2005年4月2日以降生まれ → B日程

試験まで約1か月。今から何をすればよいのか。

私はこれまで、このコラムで英検1級2次試験について数多くの記事を書いてきました。
自分自身の受験経験もあります。
受講生の成功例もあります。
失敗例もあります。

今回は、それらを整理して、「英検1級2次試験に合格するため、本当に大切なことは何か」をまとめてお伝えします。

尚、ここでは英検1級に関して書いていますが、実は、準1級、2級、準2級なども同じ事が言えます。面接の基本は同じです。

私自身、これまで英検1級2次試験を50回近く受験しています。
もちろん、毎回合格したわけではありません。不合格も経験しています。
40点満点で、最高は38点。最低は22点。

これだけ何度も受験していると、不思議な経験を何度もします。
試験会場を出た瞬間、「やった! 今日はうまくいった」と思ったのに、結果を見ると驚くほど点数が低い。反対に、「今日はダメだった」と落ち込んで帰ったのに、意外な高得点で合格している。こういう経験が一度や二度ではありません。

私は長い間、「あれだけ丁々発止、面接官と英語でしゃべったのに、なぜこんなに低い点なのだ」と思ったこともあります。しかし、何十回も受験し、さらに数多くの受講生を指導する中で、非常に重要なことに気づきました。

英検1級2次試験は「スピーチ大会」ではありません。これが今回、最もお伝えしたいことです。
もちろん最初に2分間のスピーチがあります。

しかし、試験全体を考えれば、これはインタビュー、面接です。
ここを間違えると、英語が上手な人でも不合格になります。

実際、2次試験に何度も落ちて英検1級道場に駆け込んできた人の中には、「この人がなぜ落ちるのだろう?」と思うほど英語を流暢に話す人が複数いました。

海外経験が長い。
発音もいい。
語彙も豊富。
スピーチも堂々としている。
ところが、合格できない。

なぜでしょうか。

よく観察してみると、一つの共通点が見えてきます。 自分が話したいことを、自分のペースで話しすぎているのです。

主導権を握っているのは面接官です
面接では、面接官が質問します。

受験者は、その質問を正確に聞き取り、聞かれたことに答えなければなりません。
当たり前のことです。

ところが、英語力に自信がある人ほど、質問を聞いた瞬間、「このテーマなら私は話せる」
と思って、自分が準備してきた話を始めてしまうことがあります。

英語としては立派です。流暢です。しかし、質問に答えていない。これでは面接として成立しません。

過去に私自身も、この罠にはまりました。
「今日はよくしゃべれた」という自己評価と、試験官の評価が一致しない。

今なら、その理由がよく分かります。
話した量ではなく、相手の質問を理解し、それに応答できたかどうかが重要なのです。

以前の記事でも、「完璧なはずのスピーチと質疑応答なのに不合格が続く」という相談に対して、独りよがりになっている可能性を指摘しました。

英検1級2次試験は弁論大会でもディベートでもありません。「話す力」以上に「聞く力」が重要なのです。

ですから、2次試験対策というと「スピーチの練習」ばかりを考えますが、私はそれでは不十分だと思っています。

むしろ、
面接官の質問を正確に聞く。
質問の意図を理解する。
聞かれたことに答える。
必要なら理由や具体例を加える。
さらに質問されたら、それに応じる。
このキャッチボールが重要です。


過去に不合格を繰り返していた受講生を診断したときにも、「英語が話せない」のではなく、質問を正確に聞き取れず、結果として的外れな回答をしているケースがありました。

Speaking Testであると同時に、Listening Testでもある。
私はこの認識が非常に重要だと思っています。

スピーチが失敗しても、試験は終わっていない

もう一つ、ぜひ覚えておいてください。
2分間のスピーチがうまくできなかったからといって、そこで諦めてはいけません。

私はこれまで、スピーチの得点が低くても、その後のQ&Aで盛り返して合格した例を何度も見ています
。
過去記事でも、スピーチが5点でも、Q&Aで9点、10点を取り、合格した実例を紹介しました。

面接官は敵ではありません。 場合によっては、スピーチで十分説明できなかった部分を質問し、話す機会を与えてくれます。

質問されたら、「挽回するチャンスをもらった」と思えばよいのです。最後まで諦めないことです。

では、この1か月で何をするべきか
私は、次の順序で準備することを勧めます。

① 過去に出題されたトピックを大量に見る

まず、どんなことが聞かれるのかを知らなければなりません。
政治、経済、環境、科学技術、教育、国際関係、人権、社会問題など、扱われるテーマは幅広いです。
私は過去の出題例を200以上集めてレッスンに使っています。

② まず日本語で自分の意見を持つ

ここは非常に重要です。英語以前の問題です。

「日本語でも答えられないことは、英語でも答えられない」
私は受講生にいつもそう伝えています。

過去問を見て、YESなのかNOなのか。なぜそう思うのか。理由を二つ挙げられるか。反対意見を言われたらどう答えるか。まず日本語で考えてください。

③ それを、自分が話せる英語にする

難しい英語を使う必要はありません。模範解答のような立派な英文を丸暗記する必要もありません。

大切なのは、「自分の意見を、自分が実際に口から出せる英語で表現する」ことです。
私は以前から、参考書の模範スピーチを丸暗記するのではなく、自分の意見を自分の言葉で言えるようにすることを勧めています。

④ 2分間のスピーチを実際に声に出す

頭の中で考えるだけではダメです。必ず声に出してください。
1分間で5つのトピックから一つを選ぶ。2分間話す。
時計を使って、本番と同じ条件で何度も練習します。

なお、「必ず2分ぴったりで終わらなければ不合格」ということではありません。私自身の経験や受講生からの報告でも、少し延長して話させてもらったケースがあります。重要なのは、時間ばかり気にして内容を崩さないことです。

⑤ Q&Aを徹底的に練習する

私はここを特に重視します。
自分一人でスピーチを100回練習しても、相手から予想外の質問をされたときに答えられなければ、本番では苦戦します。

質問を聞く。考える。答える。さらに突っ込まれる。また答える。
この訓練は、実際に相手がいるほうが圧倒的に効果的です。

一人で練習していると気づけないことがあります
これが、私がマンツーマンレッスンを勧める大きな理由です。

自分では、「うまく話せた」と思っている。
しかし第三者が聞くと、
「質問に答えていません」
「理由と結論がつながっていません」
「今の回答は長すぎます」
「質問を聞き違えています」
「その説明では面接官には伝わりません」
ということがあります。

自分のスピーキングを、自分だけで客観的に診断するのは難しいのです。
私自身が50回近く本番を経験し、「できた!」と思って低得点だった経験を何度もしているからこそ、これは強調したいところです。

2次試験で連敗している人にこそ伝えたい
2次試験に一度落ちた。二度落ちた。三度落ちた。
中には4回不合格になり、1次試験からやり直す人もいます。実際、私はそのような相談を何度も受けてきました。

そうなると、
「面接官との相性が悪かった」
「会場が悪かった」
「たまたま苦手なトピックだった」
と考えたくなります。

しかし、会場を変えれば解決するとは私は考えていません。以前の記事でも、2次試験はその場その場の真剣勝負であり、本質と関係のない理由に原因を求めるべきではないと書きました。

連敗しているのであれば、一度、自分の面接のやり方そのものを第三者に診断してもらう。 これが突破口になることがあります。

1次試験の結果を待っている時間がもったいない

2026年第2回の1次試験のウェブ合否公開は10月26日です。英検そこから11月8日までは、わずか13日しかありません。
合格を確認してから2次試験対策を始めるのでは遅すぎます。

自己採点で合格の可能性があるなら、今日から始めてください。
たとえ今回1次試験が不合格だったとしても、2次試験の準備で身につけた社会問題について考える力、リスニング力、スピーキング力は決して無駄にはなりません。

英検1級道場で、本番を想定した診断をします
英検1級道場では、英検1級2次試験に向けたマンツーマンレッスンを行っています。

長期間の受講だけではありません。
「今の自分のスピーチとQ&Aで何が問題なのか、一度診断してほしい」という方のために、必要最低限のポイントを1回で確認するレッスンも用意しています。これは以前から設けているものです。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/seminar/5012578/☚これです

特に、英語はかなり話せるのに、なぜか2次試験に受からない。そんな方には、一度私のところで模擬面接を受けていただきたいと思います。

「英語力が足りない」のではなく、英検1級の面接で求められているコミュニケーションと、自分がやっていることがずれている可能性があります。

50回近く実際の面接室に入り、高得点も低得点も、不合格も経験してきたからこそお伝えできることがあります。

試験まで約1か月。まだ十分準備できます。
しかし、1か月はあっという間です。

英検1級2次試験はスピーチ大会ではありません。面接官とのコミュニケーションを見る「面接」です。ここを出発点にして、正しい方向で準備してください。

英検1級道場での2次試験対策に関心のある方は、下記をご覧ください。
英検2次試験合格のためのマンツーマンレッスン―1回で必要最低限のことをアドバイスします
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/seminar/5012578/☚これです

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算90回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

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