英検1級道場-2016-3で1級に合格した元受講者からの投稿を紹介します

2025-1英検1級・1次試験に合格なさった方(74歳のシニア!)から体験記を頂戴し、2025/06/24に記事として紹介しました
その方から、2次試験合格を報せる体験記が追加で届きました
合格に向けて努力しておられる皆様の参考、励みになればと思い、ここに紹介します
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5196414/
*2025/06/24の記事です(1次試験合格まで)
研究熱心、システマティックな準備作業が素晴らしいです!
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英検1級道場では、一人一人の様々な需要をマンツーマンで解決するお手伝いをしています
・1級には飽き足らず、1級レベルをはるかに超える力をつけたい、
・1級に合格はしたが、特定の単元で弱点を抱えたままになっており、克服したい、
・準1級に合格したい
下記のサイトに様々なメニューを用意していますので、気軽にご相談ください
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/seminar/
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2025-1 英検1級2次試験 体験記
7月6日午前の部で受けてきました。
7月15日2次試験初チャレンジで合格(G+1)しました。
一次合格から2週間弱で本番となり、色々作戦を練ったので纏めたいと思います。
2次試験体験記は最後に記載します。
参考になる元ネタは2次試験合格者の体験記でした。
YouTubeには沢山の合格や不合格の体験記がでています。
全部を見たわけではありませんが、次の作戦が短期間でとれるベストと考えました。
1) 1次試験で作成した各ジャンルの作文をもう一度見直すこと・・ざっと見直すだけです。
2) 2次試験対策本は見ない・・
合格体験記で共通しているのは自分で考えたメインボディーを自分が喋ることが出来る自分の英語でと言うことでした。
有名な参考書も安心のため購入しましたが、結局チラッと見ただけでした。
対策本の見本や過去問回答を見ると、とてもショックを受けます。
3) 過去問解析・・・
過去問トピックを全部で120集め(旺文社の過去問3冊)似たようなものは集約します。
トピックだけ見て模範解答は無視しました。
4) 過去問620題を分析結果、良く出るトップ10のトピックがYouTubeに出ているので(有名な先生の)そのトピックに対しメインボディーが2つ出る様にブレーンストーミングしました。(トピック集めの一つです)
5) 過去問の内、得意ではない分野を全部外したトピックリスト+上記トップ10をノートの見開きの左ページに手書きでメモし、右ページにメインボディーのキーワード2つを書きます。
トピックとトピックの間に空白を設け後でメモ出来る様にしておくと便利です。
6) 上記で作ったノートを使ってスピーチの練習開始です。
順番は次の様にしました。
まずストップウオッチは使わないでトピックに対し作成したキーワード2つを見て喋ります。
最初は、例えばeconomyと言う単語をみてトピック(例えばglobalization)と関連付けた1分位の話が全く出なくてこれは大変!と思いましたが、時間制限せず喋るようにしたら少しづつ文らしきものになってきました。
慣れてきたら時計をセットしキーワード一つに対し1分弱でまとまるか確認します。(と、言うのは簡単でですが、実際は難しい!)
所が問題が・・・
何回かやっていると分かりますがキーワードから出てくる理由とそれをサポートする文章が都度変わるのです・・・
これも当然で、同じ文言を言えるわけなく、文意が同じであれば良い方は変わっても問題なしで、気にしない様にしました。
本番まで6)を出来るだけ繰り返すため散歩など外出したとき声を出して喋っていました。
多分通りがかった人は変に思ったでしょう。
ここで一つ重要なことをわすれていました。
それはお題カードには5つのトピックが書いてあり短時間で一つを選ぶ訓練です。
過去問には5つまとまって書いてあるのでコピーし何回か試します。
得意な分野があればOKですが、そうでなければ次はどれを選ぶか決めなければなりません。基準はやはり自分が持っている知識と相談です。
多分多くの方が一番悩むところでかつ答えを見つけるのが難しいところだと思います。
なので、5)のノートに書きだしたお題とキーワードをとにかく一日に何回も見直しすぐ思い出せるようにし少しでも安心できるようにするしかないと思います。
いよいよ試験本チャンです。
詳細は省きますが、ネットで見る合格体験記で共通事項があります。
それは、大きな声で沢山喋ること・・・です。
試験官の立場で考えれば当然で、声が小さい、少ししかしゃべらないでは採点のしようがありません。
恥ずかしいとか関係なしにとにかく喋ることがキーだと皆さん統一見解です。
特にQ&Aは少しピントが外れでもとにかくしゃべると言うことです。
日本人女性とオーストラリア人の試験官でした。
ここでまた合格者からのアドバイスを思い出しました。
それは最初の評価に関係ない会話が全てを?制す、なぜなら最初の会話で受験者のレベルが一発?で分かるらしい、確かに、日本語でも初対面で喋ればどんな人か大体わかりますね。
本当かどうかは別にして少し長めに挨拶を交わしたあと間髪を入れずお題カードが・・・
自由貿易のトピックを選び”イエス”でスピーチ開始、時間内に終了、勿論イントロ、メインボディー、コンクルと体裁は整えたつもりですが、後で考えると言いたかったことが抜け落ちていました。後の祭りですが、仕方ありません。
次にQ&A、
自由貿易(=関税ゼロとして)は世界経済に云々とスピーチしたけど、日本はコメ輸入に一杯関税かけているが?と鋭い質問が、
間髪を入れずそれは農家を守るためだけど私がやるとしたら・・・・と、質問から少しズレたところから話を広げ終了、
次にもう一人の試験官からあなたは今、自分がやるとしたらと言ったけど、どうやるの?と追及?が、
そこでマレーシアのマハティール元首相のルックイースト政策を引き合いに出し自由貿易=国間の良いところは見習う・・と言った事を、
そうすると今度はインドネシアはこれから工業化?との質問が、
実例を出し既にだいぶ工業化は進んでいて・・・と話ていたら終了の時間が来ましたが最後まで喋りました。
あっという間の面接でした。
終わった後の事について合格体験記を見ると、面接を思い出して失敗点が多々あり気落ちする方も多い様です。
私も同じでスピーチでの抜けやQ&Aで論理がズレたりがありとても心配になりました。
が結果は40点中31点でCSEスコアは627、スピーチは8/10、面接官とのやりとりは9/10だったので沢山喋ったのが良かったのかもしれません。
やはり2次試験を受けた方の体験記(合格&不合格)から得られるノウハウは貴重だと思いました。
■要点を纏めると:
1)本のひな型を覚えても実戦では使えない、なぜなら自分の英語ではないから。
但し、スピーチの構成や自分がすぐ使える良い表現を得る事はとても重要なのでざっと見るべきと思います。
試験までに時間があれば本から得られるいい点を自分の英語をブラッシュアップするのに役立と思います。
2)トピックに対してドラフトを書いて覚えても実戦では使えない、なぜなら全く同じトピックは出ないから(まれにあるかもしれませんが)。
3)トピックに対し理由とそのサポート説明はキーワードから自然に出てくる様に練習する。勿論日本語でOKで、それを自分の英語で喋ればいいわけです。
4)試験官は聞き役と思って出来るだけ喋る(実はこれが一番慣れが必要なところだと思います・・・
2次試験対策の専門家にお願いするのが一番かもしれません。
5)自己紹介は採点には関係なくても実は一丁目一番地と思った方が正解、実際その方がスムーズに進むと感じます。
参考:準1級面接もだいぶ前に受けましたが、スピーチが4コマ漫画の説明に置き換わるのと試験官が1人から2人になる違いはあってもやり取りと言う面では同じだと思います。
準1面接でちゃんと会話ができれば程度の差はあっても1級も大丈夫と思います。



