英検1級道場-語彙力が無いからリスニングが苦手?
英検1級道場には、リスニングが苦手で飛び込んでくる受講生が多くいます
現在も、リスニングに苦労している受講生が複数います
この方たちの指導をしていると、リスニングが苦手という方に見られる共通点があります
・英文を音読させると、ほぼ完璧に読める
単語をよく知っており、文法も基礎ができている
・自己流に発音する
ネイティブの発音を聞いた後でも、自己流で読む
・音読はできるが、リスニングになると、ほとんど意味がわからない
つまり、音読はできるのにリスニングはできないという不思議な現象が起こっています
英単語は、アルファベット26文字の組み合わせなので、ある程度の法則性がわかれば、なんとなく読めてしまいます
ですから、リスニングが苦手な人は、目で文字を読むことで英文を理解しているのです
耳で聞く音ではまったく理解できないということです
これは、目で読んで理解する勉強ばかりで、音で聞いて理解する学習をしてこなかったことの結果です
小さい子供は、文字を見てもわからないので、聞いて理解することから始めます
文字を覚えることで初めて読んで理解するということが後からついてきます
リスニングで苦労する大人の受講生は、子供とは逆に、文字から覚えていくことで音は後から追っかけるか、おざなりになってしまうためです
■では、リスニングが苦手から脱出するには、どうしたらよいのでしょうか?
ベストは、原稿をみないで音だけで理解する練習をするということなのですが、最初からこれは不可能です
なぜなら、そもそも単語が聞き取れないからです
自己流で発音しているので、ネイティブの発音を聞いても脳が受け止めることができないのです
まったく別の音にしか聞こえません
最初は、原稿を見ながら一行ずつネイティブの放送を聞くことから始めるべきです
こうすると、必ず反論があります
シャワーのように聞くとわかるようになる、という指導方法があります
これは、無理な話です
聞こえない話をいくら聞いても上達はありません
シャワーのように英語を聞いて、全身ずぶ濡れになり、さらに苦手意識が高まるだけです
ネイティブの放送を一行聞き、自分で発音してみる---を繰り返します
長い文章の時には、意味の固まりで1行くらいで切ります
これを最低3回は繰り返します
(人によってさらに必要になるかもしれません)
次に、原稿を見ないで、耳で聞いて理解する---を繰り返します
わからないときには、チラッと原稿を見てもよいです
後は、ひたすら同じことを繰り返します
以上、ある程度できるようになったら、何度も繰り返して推薦していることではありますが、最もベーシックな方法であるディクテーションをお勧めしています
これは私自身も、数百名の受講者も実行し、格段の進歩を遂げた方法です
実績のある方法ですので、リスニング力を強化したい方は、ぜひ試してみてください
方法は難しくありません
素材はなんでもかまいません
英語の音源とスクリプトがあることが必要
です
まずは音声を聞き、少しずつ切りながら書き取っていきます
聞こえないと思ったら、何度聞き返してもかまいません
ただし、3回聞いても聞こえないと思ったら、あきらめた方がよいです
一通り終えたら、スクリプトで一単語ずつチェックをします
自分が何が聞こえ、何が聞こえていないのかが明確になります
驚くべきことは、聞こえない単語の90%以上は、今なら小学生で習うレベルにあります(昔なら中学1年生)
最も聞き取りにくいのは、前置詞、とくにofが聞き取れないことがわかっています
また、inとandがほとんど同じ発音。come inがcomingに聞こえるということもわかってきます
I willはわかっても、I'llになるとわからないということも起こります
1級の単語が聞こえないので全体がわからないということはありません
小学生レベルの単語が聞き取れないために全体が理解できないということわかります
まずは、リスニングが苦手と思ったら、そのレベルに応じて実践してみてください
成功するためには、正しい方法、正しい方向、一定の物量
が必要です
私は、正しい方法、正しい方向を示すことはできます(実績あり)
一定の物量は皆さん次第です
英検1級道場では、多くの方が悩むリスニングの課題をクリアできるように、お手伝いしています
情報やプログラムは下記をご覧ください
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/service1/
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/seminar/



