英検1級道場ーQuarantien(検疫)はペスト(黒死病)の蔓延に語源があると知りました

山中昇

山中昇

テーマ:道場のレッスンはこんな感じです

漫画『テルマエ・ロマエ』の作者であるヤマザキマリさんは、イタリア人と結婚し、現在もイタリアに在住しています







■彼女の対談の中に下記のような話がありました

・空港などの検疫は、Quarantien(検疫)という
・quaはラテン語で4を意味する。クオーターやカルテットなどは、同じく4の数字に由来する

・中世、ペストが流行したとき、外国から帰国した船は、離れた島に全員を40日間留め置き、発症しなければ、上陸を許可したということだった
・ペストは、当時発症すれば3人に1人は死亡という原因不明の恐ろしい伝染病であった
・この40日の隔離期間が語源となり、検疫をQuarantienというようになった

以上の話を聞いて、新鮮な驚きがありました

■ちなみに、ペストに関しては以下の話も聞いています(専門家、NHK特集報道などから)
・元々は中央アジアのキルギスあたりの風土病であった
・モンゴル軍が西方への遠征とともに西に移動していった



・城攻めのときに、ペストで死亡した遺体を投げ入れ、城の中にペストを蔓延させて開城させた



・クリミア半島から出航した船にペスト菌に感染したネズミが乗船しており、寄港地ごとに降りて感染地を拡大させていった
・西はイングランドまで広がり、当時の人口の40%が感染死したと言われている
・5波まであり、結果として、100年間は人口が増えなかったと言われている



・ペストのドクターと言われる人間は、顔に鳥のくちばしのような仮面をかぶり、くちばしの先に薬草をいれ、患者には直接触れずに棒などで対応した

・その後、北里柴三郎(新1000円札)がペスト菌を発見した




・ネズミがペスト菌を運んでいたため、大阪での感染拡大防止のためにネズミを捕獲するように進言した
・しかし、大阪人にとってはネズミは大黒天の使いであり、大黒天のご利益があるから捕まえられないと反発が起きた
・一計を案じ、ネズミ一匹につき、5厘の報奨金を提示したところ、あっという間に大量のネズミが集まり、感染予防に大いに貢献した

・英語では、疫病や害虫のことをPlagueと呼ぶが、別名Pestともいう

英検1級道場では、英単語を学ぶ時、このようなエピソードを交えて説明することが多いです
このようにして覚えた単語は、一生忘れません
このようなレッスンに興味があれば、声をかけてください

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験に通算85回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom使用)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問につき、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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