英検1級道場-聞こえないのではなく、読めないのです 準1級リスニング問題で検証します
英語のリスニング力向上のために、必要なことを繰り返し書いてきました
下記に多数の記事があります
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/?jid=5003334
リスニングが苦手という受講生が多くいらっしゃいます
今回は、リスニング力が向上してきた受講生についてお知らせします
「私はリスニングが苦手で、よく聞き取れません」
そんな受講生には、何よりもディクテーションを勧めています
私からのアドバイスを受けて、ひたすら課題のディクテーションを続けて、かなり聞こえるになってきたという方がいます
先日、レッスンの中でリスニングの実力チェックを行いました
その中で、どうしても聞き取れない単語がいくつかあり、結果として一部の個所が理解できていないということがわかりました
聞き取れない単語の原因は、ネイティブの発音と明らかに違う読み方をしていたからです
とくに、日本語化してカタカナで表記されている言葉が、ネイティブに発音されるとわからないという現象が起きていました
例えば、stopという単語がありました
本人の頭の中には、カタカナの「ストップ」という発音がこびりついていました
ところが、ネイティブの発音は「スタップ」に近いのです
結果的に、stuffと聞き取ってしまったために、混乱し、文章の意味がわからなかったのです
もう一つの例としては、official
カタカナで「オフィシアル」と思い込んでいたために「オフィシャル」に近いネイティブの発音を聞いたら、聞こえませんでした
文字で読んでみると、まったく問題なく理解できるのに、カタカナの間違った発音で記憶していたために、聞き取ることができず、結果として何を言っているのかわからないという状態に陥っていました
つまり、リスニング力向上のために、正しいネイティブの発音で記憶することが大事
なのです
極めて当たり前と言えます
インターナショナルスクールに通っていたり、英語圏で成長した人たちがリスニングが上手なのは、ネイティブの発音に触れてきたためです
日本国内の公立校で日本人の英語の先生に習っていると、正しくない発音で記憶してしまうことが多いため、リスニングが苦手になります
英語を勉強するときには、リスニングはネイティブの発音をしっかりと聞くことが不可欠です
今なら、インターネットを通じてネイティブの英語教材を手に入れることは容易になりました
テキストしかない読解問題であっても、コンピュータの読み上げ機能を使用すれば、ネイティブの発音で英文に接することができます
(設定は難しくありません。簡単に短時間でできます)
英検1級道場のレッスンでは、リスニングが苦手という方たちの課題を抽出し、しっかりと問題解決の方向性を伝えていきます