英検1級道場-苦節24年、英検1級1次試験 1勝71敗 2次試験0勝1敗 秋の合格を目指す
自分の可能性を信じ、より高みを目指して英語学習を続けている元受講者から投稿がありました
この人は、2016年から英検1級合格を目指して勉強を続け、2017年に英検1級道場で学んでおられます
2019-1で1次試験に合格したものの、2次試験で9連敗、2022-1に10回目で合格された不屈の挑戦者です
これまで、2回、体験記を投稿してくださっています
2022/07/28,2023/12/02
先日、近況を連絡くださったので投稿をお願いしたところ、快諾くださいました
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2024年1月の1次試験(2023-3)に合格した後、私は2回続けて2次試験に不合格となりました(2024年3月、7月実施分)。
反省点は主に2つあります。
(今回の結果)
Speech 6
Interaction 6
Grammar & Vocabulary 6
Pronunciation 6
589 / 850 G1-1
■反省点一つ目:自分の頭で考える
今回、7月7日に受験するまでに約80個のトピックをすらすら暗唱出来るように準備を進めていました。
80個というのは、そんなに多くはない数かもしれませんが、私には負担が大きく、暗唱・復習、暗唱・復習を繰り返していました。
本番では、事前に学習しておいたトピックと近いトピックが一つだけあり、それを話しました。「大学は義務教育とすべきか」という内容です。
私は、上記と似たトピックで完全に暗唱できるように事前に準備していました。しかしその内容は、私自身が考えた内容ではなく、とある英語に秀でた方のスピーチを拝借したものでした。自分の考えはそのスピーチの中にひとつもありませんでした。本番ではその丸暗記した内容を話したのです。
文章を考える時、自分で作成するには、アイデアを出すにも、英作をするにも限界があります。英語に秀でた方の内容や参考書を拝借するのはとても効率が良く、それが勉強の中心となっていました。
しかし今回はそれが裏目に出てしまいました。質疑応答でしどろもどろになってしまったからです。
例えば、「競争が減り、教育のレベルが低くなると思いませんか?」や、「大学に入るという特権がなくなると思いますが、それをどう思いますか?」という質問に対して反論できませんでした(私は賛成の立場でスピーチしました)。
自分の中で、今まで考えた事のない質問をされ、論理的で正当な理由を述べる事がまったく出来ませんでした。
私が今回怠った事は、自分の頭で考える事です。これは時間がとてもかかり、いいアイデアが浮かばない時は、参考書にたよるしかありませんが、しっかり頭を使って自分の意見を考える作業、調べる作業が大事なのだと感じました。
■反省点二つ目:当日の体調管理
当日の朝、私は朝4時頃に起きて復習していました。
場所は東京駅直結の丸の内中央ビルだったのですが、茨城からの移動で疲れ、寝不足が重なり、本番前、私はとても疲れていました。
当日の体調管理はとても大事です。
集中して臨めるように、精神的にも肉体的にも良い状態に整えておくことが大切だと思いました。
そして試験中の面接官との会話を楽しめる位の心の余裕があるとさらに良いと思います。(実際は難しいですが)
不合格の文字を見る事は怖いですし、落胆しますが、開き直って、また学習を再開致します。
私は、英語をスムーズに聞けるようになりたいし、自由に話せるようになりたいです。
大人になってからの学習で成果が実るには、ある程度の年月がかかると思っています。
長期戦です。毎日コツコツと歩みをすすめていくしかありません。私は諦めないでやりきりたいです。
高校時代の同級生で、印象に残っている方がいます(卒業以来会っていません)。
当時、彼は英語が特に出来たわけではありませんでした。むしろ苦手だったと思います。
しかし彼はその後、アメリカで救命救急医となりました。
彼がひとつ、他の方と違う点は、とにかく努力家だったという点です。でもその努力を楽しんでいるように見受けられました。
勉強も楽しいと感じる事は大切かもしれません。苦しいばかりでは続きません。
幸い、私にとって英検の題材は読解もリスニングもとても興味深いものです。
難しく嫌になる事もありますが、読んでいて、聴いていてとても為になります。
今後も英検の勉強を続けていきます。みなさんもどうか一緒に頑張りましょう。
読んで頂き、誠にありがとうございました。