英検1級道場-2024-1英検1級2次試験A日程(7月7日)受験体験記-特別に熱心だった受講生からの投稿を紹介します

山中昇

山中昇

テーマ:英検2次試験・スピーキングに関する情報


2024-1英検1級2次試験A日程(7月7日)受験体験記
特別に熱心だった受講生からの投稿を紹介します

1級に初挑戦の人ですが、04/24~07/04までの70日余りで45分/コマのレッスンを30回受講しました
絵に描いたような集中レッスン
でした

・1次試験対策:04/24~05/31 17回X45分/コマ 読解/要約/リスニングが重点
・速報発表:06/03、1次試験突破は固いと判断し、結果を待たず、すぐに2次試験対策スタートを決めた
・1次試験合否発表:06/23、CSE2136、G1+5の見事な成績で合格

・2次試験対策:06/05~07/04 13回X45分/コマ
・07/07:2次試験
・07/24:最終合否発表

下記が2次試験体験記です

因みに、九州の会場で午後受験した他の受講生も大学教育に関するトピックを選んだそうなので、同じカードだったと思われます
このトピックは、同じ趣旨のものが過去問にも出ており、レッスンでも練習しました

昨日の私自身の体験記でも書いたように、過去問で練習し、「焼き直した」トピックを選び、表現が変わった個所を意識しながらスピーチすることで対応できる
ということがここでも証明されました

因みに、私は、過去問では出たことがない(はずの)トピック(self-driving car)を意識的に選びました





-------------------------------

・名前の確認



白人男性A(中心に喋る人)50歳ぐらい。発音明瞭

アジア人女性B(ごにょごにょ発話してて名前を聞き取れませんでしたが、まあ名前だし、「まあいいや」と思ってました。後で考えると、これは悪い予兆でした)40代?

(タイムキーパーは自己紹介せず)


・自己紹介(さすがにこれはここで細かく書けません。ただ、「私の専門は一応(私は放射線医とはいえない)、CT(computer tomography)とMRI(magnetic resonance images)のチェックで」と述べたのですが…)


・A「患者と直接に会うことはあるのか?」

ない。そうではなく画像(images)を私は見る。つまり、パソコンの前に座っている。


・A「では仕事で英語を使うことはあるのか?」

ある。頻繁に、英語の紙の教科書とかインターネット上の情報を調べる。

---
紙をひっくり返す。なお、午後 緑。


(no.2 に、「病院(?)が患者を選ぶ権利があると思うか?」と言うのがあったが、パス。もはや病院と縁がない身だが、それでもスピーチの内容が現場の実態を反映するかもしれない。が、この試験官はCTとMRIの読影にパソコンを使うことも知らなそうだったので、試験官の質問が頓珍漢すぎて、私が全く理解できない恐れがありそうだったので、パス。

他のトピックは、論拠などがぜんぜん思いつかないか、素早く一読して文意が全くわからない)


No.5. agree or disagree Should it be compulsory for everyone to take a university education?

(takeではなくhaveだったかもしれませんが、私の理解が間違ってなければ、こんな意味・文でした。)

No

1 コストが増大する。誰がコストを払うのか?

2 教えられる内容が難解すぎて、一部の学生はついていけない可能性がある。むしろ、今のインフレーションを考えれば、働いたほうがいい。


この頃、conclusion を述べると、(考えながら話すのが遅いのか)130単語で2分20秒ぐらいになるので、conclusionを言わないようにしています。が、2点目を述べた時点でタイマーがならなりませんでした。なので、‘In conclusion, considering these facts, it should not be compulsory for everyone to take a university education.’と付け加えましたが、タイマーは成りませんでした。所要時間は2分以内かもしれません。

文法的に正しくない表現(This are a pen. のような問題)がいくつかあるかもしれないが、それでも早口とならないように心がけたつもりだったのですが…。ただ、文法ミスがいくつあるのか分かりません。

University educationの言いかえとして、tertiary education (第3教育)と言う表現を言ったのは良かったのですが、これを間違ってターティアリーと発音してしまいました。(通じたんだろうか…?)

第1理由のコスト面にはQ&Aで全く触れられませんでした。(面接官は私のコストの説明を理解されなかたのかも?)

—-

・A「このごろartつまり、哲学とか文学とか、の学部に人気がない。なぜと思うか?」

私「Art出身者の学部卒業生は、STEM出身者の学部卒業生に比べて、卒後にいい仕事(高い給料とか、長い有給とか)にありつける可能性が低い」


・A「もしあなたがトヨタに勤めてるとして、Science 出身の人間を採用するか?もしくは Literatureか?」

私「Science」


・A「なぜ?」

私「Science出身者はliterature出身者ができることを実行できる。逆はちがう。」


ここから、問題となるBの質問でした。
・B「あなたは2点目に「ついていけない」といった。(何か滔々とゴニョゴニョ話す)で、それは差別か?」

私「質問しても良いか?差別とは?つまり、一部の学生がいじめられ、差別され、それで学校に行けなくなることか?」

Aの発言のすべての単語を完全に聞き取れ、構成や質問の構成も良く、理解が極めて容易でしたが、一方、何が悪いのか、B(日本人?)の発言の多くを聞き取れませんでした。

そのため、理解に支障があり、「あなたは2点目に「ついていけない」といった。それは差別か?」が正しい質問内容だったのか、怪しいです。「ついていけない」から質問文を言うまでに、前置きの説明がありましたが、ほとんど何言ってるかわかりませんでした。

それもあって、どうして突然discriminationの話が出てくるのか理解できませんでした。(私のスピーチが悪くて、discriminationの話をしているようにこの女性は思ったんだろうか?)

そこで私が理解を糺すため質問しましたが...


・B「まあ、概ねそういう意味だ。(何か滔々とゴニョゴニョ話す)一部の学生はいじめられるので学校が嫌になる、というのが趣旨か?」

私「No. 大学で教えられる知識はときに極めて難解で複雑だ。例えば、大学の数学は極めて難しい。高校の知識がわかってない学生は大学で教えられる数学を理解できない可能性が高い。いじめではない」

この質問に対する理解が正しいかも怪しいです。なので最後に、(主語と動詞を欠いているので、文ではないが)、‘Not bullying.’とは念押しで言いましたが…。


・B「では、なぜ教育課程からartが消えないのか?」

私「それは答えるのが難しい。そして、幾つも要因があるのかもしれない。

ありうる1つの解は、うーん、もし、教育課程からartを排除したら、教員がクビにされる。彼らは次の仕事を見つけるのが難しい。」

‘The teachers would be fired’と言いかけたところで、A&B爆笑。そもそも、質問を思いつくのは大変なことは理解するが、こういう間抜けな回答しかできないような、答えにくい質問しないでほしい

ただ、後から考えれば、もっと無難な回答として、「当然だが、需要が高いからartが消えない。つまり、沢山の学生がどういうわけかartを勉強したがるから、artは消えない。」と言えばよかったような気がします。


ここでタイマーがなり、終了。

改めて考えてみると、駄目な所ばかりで、不合格な気がしてきました。大丈夫かな?

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算87回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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