英検1級道場-反省の弁 2016-1英検1級2次試験を私自ら受けてきました 更新1
今年も、私を含めた多くの受講者と英検1級2次試験対策を継続中です
ほとんどの受験者に共通する課題が見えてきました
2次試験対策として有効な情報と思われます
ここに紹介していきます
特に顕著な点①
■本人は質問に答えているつもりでも、質問した側からすれば、的確に答えていない
次のようなやりとりがありました
Q1 海外に行ったことはありますか?
A1 いいえ、行ったことはありません
Q2 パスポートは持っていますか?
A2 時間とお金が無いので海外には行けません
A2はを聞いたとき、私は強い違和感を覚えました
持っていない。理由は時間とお金が無いからと答えたなら話がつながります
本人は、ちゃんと答えたつもりだったのでしょう
ところが、答えになっていないというのが実情です
面接(対話)にとって必要なことは、質問されたことに対してきちんと答えているかどうか、という点につきます
レッスンの中で、この点はしっかりとアドバイスします
日本語であっても日常会話の中で、起こりがちなことです
特に日本語はすべてを発言しない、察することをよしとする文化なのでなおさらです
面接や会話では、この点を特に注意することが必要なのです
これは、私自身にも言えることで、相手に前提を求めて会話をしがちです
当然わかるだろう、という意識で話を進めてしまうと、相手にとってはトンチンカンになることが往々にしてあります
英検の2次試験でも同様のことが起こります
面接官とは初対面です
相手が自分と同じ情報をもっているとは限りません
外国人であれば、なおさらです
2次試験はあくまでも面接、面接官との対話が求められる試験です
スピーチはもちろん、後のQ&Aも採点の対象となります
相手の言うことをよく聞き、質問に対して適切に答えることが評価の基準になります
相手を納得させよう、相手を論破しようとするのは無駄な努力
まずは、きちんと質問を聞きとること
相手が自分とは違うことを意識して答えること
2次試験で成功する秘訣はこれしかありません
以上の点は私自身に対する戒めとして、レッスンの中で気をつけてアドバイスしていることのひとつです
2次試験が突破できず苦労しているなら、解決のためのヒントとして活用していただければ幸いです