英検1級道場-6月英検1級新傾向に備えて-皆さんの意見を伺います
2023-3の英検1級1次試験まであと10日ですが、英作文の書き方について問いあわせが相次いでおり、レギュラーレッスンでも力を入れてサポートしています
それに関して、2023/10/25に下記の記事が参考なるかと思い、紹介することにしました
失敗例から学ぶやり方です
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5147265/
下記が記事ですが、では、どうすれば高得点がとれたのか? という点が記述されていないことに気がつきました
後知恵ですが、このように書けばもっと点数がとれたのではないかと思います
社会福祉プログラムは社会的不公正を減らすのに確かに役立つが、それだけでは十分ではない
➀社会福祉プログラムによって、貧富の格差による教育や医療を受ける機会均等が図られている
これによって、〇〇のことが実現できている
②しかしながら、社会福祉プログラムだけでは、社会に存在する他の不公平は解決しない
他の不公平は:男女差別、弱者や障碍者に対する差別、地域格差(国、地域)
それぞれ、〇〇の問題がある
③上記の問題を解消するにはそれぞれ〇〇が必要
上記のように、現在ある社会福祉プログラムは貧富や社会的弱者であることに起因する不公平を減らすには確かに役立つが、それ以外の社会的不公平は別建ての仕組みが必要であり、バランスを取りながら進めていく必要がある
ここまで書いてみて、思うのですが、「はい、この3つの点で社会的不公平解消に役に立ちます」と主張するほうがはるかに書きやすいですね
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英検1級道場-2023-2英検1級英作文で大失敗をしましたー英検英作文で高得点を取るための工夫
2023-2英検1級1次試験で、私は51回目の合格を果たしましたが、R+Lで60点を取りながら、英作文でまさかの19点を食らいました
単語と読解が終わった時点で40分時間が残っていました
最初はYESで書き始めたのですが、思うところがあり、主旨を大きく変えて書き直しました
トピックは
Do social welfare programs help reduce inequality in society?
社会福祉プログラムは社会における不平等を減らすのに役立つか?
なお、私自身は下記の主旨で書き(直し)ました(書いたつもりです)
・社会保障が社会の「経済的」不平等を減らすには役立つことは疑いないが、それのみでは下記の社会的な不平等を解決できない
・男女の不平等、とくに日本では女性の社会進出が少ない
・性的マイノリティや身体障碍者などの弱者に対する差別/不公平
・地域格差:都会と田舎のインフラ、生活レベルの差、特に雇用機会
自分ではいい議論だと思っていたのですが、19点というのは、5が3個、4が1個
まったく評価されず、(多分)釣られて、他の項目もXXXXXXXXが付いたようです
結局、私の独りよがりだったようです
採点側から見たら、全体を100とすると、Social Welfare programs について書いてあるのは、最初の1割くらいで、後は、Social Welfare programs では解決できない社会的不公平について書いてあるので、「論旨から外れている」と判断したのでしょう
Social Welfare programsの意味がわからずに書いた人3名(小学生、中学生)の英作文が全員22点以上であり、私より高得点でした!
誰が聞いてもわかりやすい、標準的な、無難な論旨にすべきだというのが私の今回の反省です
受講生にはそう言ってきたのに、できていない自分が居ます
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因みに、英検が出した解答例は下記のポイントで書いてあります
社会福祉プログラムは社会的不平等に対処する効果的な方法である
①貧困対策に有効-富の不平等緩和。恵まれない人でもキャリア形成ができ、貧困の連鎖を断ち切ることができる
②医療補助- 貧しい人でも医療が受けられ、社会活動が継続できる
③移民や外国人居住者も均等な機会をあたられるので、安心して社会生活を送ることができる