英検1級道場-一気に読解力を養うレッスン
英検1級道場では、リーディングレッスンを以下のように進めています
①パソコンの読み上げ機能を使い、段落ごとにネイティブの発音を聞かせる
②ネイティブが読み上げたのと同じ部分を受講生に音読してもらう
③発音を間違えたり、読み方が不適切な場合には修正を入れる
④音読箇所について、要点を説明させる
④の際に、全訳、しかも直訳する受講生がほとんどです
「直訳せずに、どのようなことが書いてあるのかを説明してください
隣にいる小学1年生がわかるように話してください」
と要求します
実は、このようなことができない受講生があまりに多いことに驚愕します
中には「訳さないで、どうしたらいいの?」と怪訝そうな顔を返す人もいます
最近は以下のような説明で理解を求めています
Good Morningを直訳してみてください
Goodはよい、Morningは朝。つまりGood Mornig.は、よい朝ですという訳になります
これでは意味が通じません
正しくは、「おはようございます」です
以上の例でみるように、直訳には意味がないといことがわかります
このように説明すると納得してもらえます
「おはようございます」も同様
おはようは、I'ts earlyですが、変ですね
日本語の「おはようございます」の挨拶なら、Good Morningと言わなくては意味がありません
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上記とは別に、英語には英語特有の言い回しがあります
例えば、
Fewer companies are sending Nengajyo recently.
直訳すると
最近は、より少ない会社が年賀状を送っています
これでは、日本語としては不十分で、意味がよくわかりません
正しくは、「最近は年賀状を送る会社が少なくなっている」という意味です
英語の文章を日本語の5W1Hで説明できるなら、その人は英語が十分に理解できていると判断できます
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上記とは別の問題で、レッスン中に気づいたことが2つあります
①ネイティブの発音を聞かせても、まったく耳に入らず、自分なりに音読する人が多い
②音読した後に意味を求めると、もう一度黙読して読み直さないと説明できない人が多い
音読は音読だけ、解釈は解釈だけ、それぞれ単機能で読むことしかできないということです
中には、「音読すると音読することに意識が集中してしまい、意味がわからないが、黙読すると意味がわかる」といいながら、黙読でも何度も読み返さないとわからないという人もいます(よくありがちなので、心当たりがあるかもしれません)
英検1級道場では、それぞれの方に対応したスタイルでレッスンを進めていきます
よりよい方法を求める方は英検1級道場の門を叩いてみてください